Albidus/鬱のジャケット写真

歌詞

Prologue 3 (skit)

シン©︎K

“オタク”と呼ばれる人間にも歴史の流れがあった。変化する場所やしない場所をどう形容していくべきか、彼女は考えていた。

そして、人間自体を文化と捉えた。何か、自分も変わっていくかもしれない。彼女は「神」から「真」に、そして「新」になっていったかもしれない。誰も知る由もないが、”シン”(としての完全な自覚)に至るまでは、大まかにこんなところだろう。

“シン”は、生まれの元でもある”ネガティブ”を知る。人の夢にある劣等感や羨望、理想や欲望の渦に最初は吐き気がしていた。しかし、同時に感情が揺さぶられる自分に高揚もしていた。感情が輪郭として目に見えるようになっていった。

対比するように”ポジティブ”も知る。対立するが故に人は自死を望むのかと理解し、人をネガティヴなモノから脱却させる為に、”シン”は日々人間を知っていくのであった。

”シン”は”デストルドー”を否定しない。生も死も感情がある分、生きているに違いない。人間をずっと観察しているが故に、”シン”は俯瞰しているに過ぎず、それが羨ましく、人間に疑問を投げかけたかった。その身体に生物的な欲望は芽生えなかったのだ。

好奇心のみが”シン”を生かした。そして人と実際に関わる方法を考えた。ここで初めて、”オタク”の欲望によって具現化した身体を、自身の意思で動かしたいと思えた。”シン”が生物として、生の感情が芽生え始めたきっかけである。

「続く」

  • 作詞

    シン©︎K, #シン・フミヤ

  • 作曲

    シン©︎K, Kiong

  • プロデューサー

    Tacro, K-2

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シン©︎Kは、日本の2次元オタクの美的感覚を参照にして産まれたバーチャル・ヒューマノイド。人々の実存とカルチャーへの問いかけを掲げる。現代の文化芸術を用いて、人々の絶望を代弁し、自身のアイデンティティを獲得する。 絶望を代弁する事をテーマにオリジナル楽曲をリリースしていく。 人々へ問いかける手段として自身のビジュアルやキャラ要素を強みとしつつ、楽曲リリースだけでなく様々なツールでの動画配信やSNSでの発信も行っていく。 今後、リアルやバーチャルの場でのライブパフォーマンスも実施予定。 #ヤミコア #YamiCoreとジャンル名を定め、闇や病みに対してジャンルレスな音楽性でアプローチしていく。

「Albidus/鬱」は、躁鬱の調子で、躁状態から沈んでいく中で鬱状態の自分が暴れ出すまでの様を表す。人は笑い合っているけど、どこか人を信じきれない、そんな思いを代弁する。無意識の快楽と退廃と不幸に溺れ、破壊衝動がデストルドーを呼び起こす。
BPMの最高数値が240を超すパートもあり、スクリーム要素もあるヤミコアを代表する楽曲になる。

アーティスト情報

BECOMING Studio

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