歌詞

遠くなっていく

あの子の背中

このごろはほら

言うほど悲しくもない

記憶のうえで桜が咲いて

また会う日までに言えなかったこと

ひとつくらい浮かぶように

ただ待ってるだけの春

花の便りが届いた頃に

間違い探しのような気分で

忘れたくても忘れられない

新学期の風が吹いてた

上書き保存

今までのデータ

君がいつも

隣にいるわけじゃない

思い出は何度も消去して

ふとした時にまた蘇る

バグだらけのファイル

もう少し待っててね

花の便りが届いた頃に

間違い探しのような気分で

忘れたくても忘れられない

新学期の風が吹いてた

ひらりと舞ったノートの隅に

書きかけだった未来の地図

修正ペンで塗りつぶしたって

まだ残ってる　君の名前

花の便りが過ぎた帰り道

春の音だけが胸を揺らす

思い出してはまた遠ざかる

置いてきたままの約束

そっと目を閉じた季節のなかで

歩き出せそうな気がしてた

もう一度だけ、君に言えたなら

「さよなら」じゃなく、「またね」って