劇薬のジャケット写真

歌詞

渡鴉

貝と蜃気楼

見捨てられた薬瓶の中

水の月は脆くて砕けた

透明になった硝子の中

ぼくに似ている鬼がわらった

「おやすみ」をしなくちゃ

追いつかれちゃう前に

お噺を聞かせて

眠れぬ子らのために

渡鴉飛んだ

ぼくを知らないまちへ

片羽を合わせて

飛べたならいいのにね

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

白々しい

嘘をほんとうにして

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

きみが見せる

嘘が一番きれい

ぼくの鼓動が銀に変わるなら

鐘の音みたいに遠く響いて

幕が落ちるそのひとときを

世界中に報せて消えたい

鉄の臭いがしないまま

欠けて居る月ときみが

嘘みたいにきれいで

汚れてほしいと乞う

渡鴉飛んだ

ぼくを知らないまちへ

片羽を合わせて

飛べたならいいのにね

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

白々しい

嘘をほんとうにして

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

きみが見せる

嘘が一番きれい

渡鴉飛んだ

お噺はおしまい

ひとり眠る夜が

安らかでありますように

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

朝が来るから

また始めからだね

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

赤い夢で

渡鴉飛んだ

ぼくを知らないまちへ

片羽を合わせて

飛べたならいいのにね

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

きれいなだけの

きみをあいしている

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

みにくいだけの

ぼくを知らないでいてね

赤い夢で

ぼくらまた会おうね

  • 作詞

    小宵

  • 作曲

    貝と蜃気楼

劇薬のジャケット写真

貝と蜃気楼 の“渡鴉”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

アーティスト情報

  • 貝と蜃気楼

    耳を劈く轟音に物語性の高いリリックを乗せて鳴らすオルタナティヴ・ヘヴィ・ロックバンド。そのサウンドはスラッジコア、ブラックメタル、ハードコアパンク、シューゲイザー、USインディーなど様々な音が渾然一体となった唯一無二のものだ。メンバーは、小宵(Vo)、KYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶ(Gt)、ヨシキ(Gt)、MiNT(Ba)、634(Drs)の5人組。その内、小宵とKYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶの2名がVtuberという異色の構成だ。2022年4月に1st EP『人魚の骨』、同年10月に1st Album『七日目の街』をリリースし、また2022年5月にはおやすみホログラム主催のライブ「打奏驚蛇」に出演、同年12月にはレコ発ライブ「七日目のパレード」を主催するなど、ステージパフォーマンスにも力を入れており、破壊的な演奏が評価されている。最近ではASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がホストのpodcast AVMTのVOL.36にて1st Album 所収「安息日」が週のプレイリストに選曲されるなど、その存在感はあらゆる音楽シーンにおいて日々いや増しつつあり、今後も決して目が離せない。

    アーティストページへ


    貝と蜃気楼の他のリリース
"