歌詞

とても綺麗なとっておきな物

見つけてあげた思い出

鱗状、広がる綿雲に薄く伸びる

（ある日）々のこと

感動してもどうせ歌えなくなって

這いつくばって啜るその出汁は

（いつか）々の懺悔

簡単に忘れないで

気にしないように

勝手に軽くなると思って

鳥居を掻い潜ったけど

普段の景色だった

なんともなくて

至極平凡だから春はもう来たのに

まだ、因みに魘されてる

鄙びた街灯が

今にも打ち上がりそうだ

「まだ子供だね」って笑わないで、

肴にもしないで。

それでも綺麗なとっておきな物

今はわたしだけの思い出

鱗状、広がる綿雲に薄く伸びる

（ある日）々のこと

乾燥してはどうも歌えなくなって

這いつくばって綴るその歌詞は

（いつか）々の残夏

簡単に貶さないで

閑散とした

暮れの祭日

山葵と年功は

此処に要らない

落ちゆく間に

空の隨

わがままにありのままに描いて

一つ色を落としたなら

空が見えてしまったなら

指切り。

明日は全部捨てて行こうぜ

もう流行らない自慢物ばかりが

積もり積もって崩れ飲み込まれる

そんな日の前に

賛同してよ、どうせ退けなくなって

過去に（籠め）々の暗がりは

5日、６日の安寧

退屈な飯事ね

綺麗なとっておきな物

見つけてあげた思い出

鱗状、広がる綿雲に薄く伸びる

（ある日）々のこと

感動してもどうせ歌えなくなって

這いつくばって啜るその出汁は

（いつか）々の懺悔

簡単に忘れないで

でも空よりは気にしないで。