BREAK THROUGHのジャケット写真

歌詞

PEACE OF MIND

Killing Mob, 法斎Beats

1ver

行方知らずのPapper Plane 想いを乗せ

風に吹かれても 出来るだけ遠く

明日も変わらず 来る事を願う

空が赤く染まらないなんて何で言い切れる

争いの足音 近づく

忘れてた 俺ら繰り返される歴史の上

核をチラつかして 欲しい物って何

見下ろせば命なんてちっぽけな小粒さ

結局 非暴力なんて理想論

通過するミサイル怯える1秒後

米国の奴隷 掌で踊れ

鶴の一声で変わる日常 民を守れない

不都合は黒塗り 情報操作 欺いて笑う

そんな奴に頼るしかない

思想 信条 それぞれの愛し方

戦う者は蚊帳の外 行き場の無い想い

Peace of mind....祈るPeace of mind

2ver

メディア間抜けな報道 平和ボケの末期症状

無関心じゃもういれないこの混沌

娘 戦争で亡くす映像を観た

どんな理由でも正当化出来ない不条理

憎むより愛せなんて簡単なセリフ

目を逸らさないで大事な人を守りたいなら

一歩引いて 現在を疑ってみる

流れ 身を任すだけじゃ奴隷 生きた屍

ネガティブを吸い込んで皆 疲弊してる

SNS拡散 屋上から落下

華やかに魅えたって孤独に脆い

人との繋がり 寄り添えば 心救われる

激動の時代 何が起きても不思議じゃ無い

道を間違えるなお偉いさん

産まれた街が好き この国が好き

声なき声 聞いてくれ 気づいてくれ

Peace of mind...祈るPeace of mind

行方知らずのPapper Plane 想いを乗せて

風に吹かれても 出来るだけ遠く

土砂降りの雨もいずれ止んで

現在を笑い飛ばすくらいデカい虹がかかる

  • 作詞

    Killing Mob

  • 作曲

    法斎Beats

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BREAK THROUGH

Killing Mob, 法斎Beats

とどまることを知らないクリエイティビティで飽くなきHIP HOPの探究を続ける実力派タッグの意欲作
 二人の阿吽の呼吸が成す全5曲

 "食らった分 血肉に変えて今のAttitude"のリリックが示すとおり、レコードのディグをはじめとする日々の音楽の探求が温故知新となってKilling Mobのラップの土台になっている背景を描いた『ADDICT』で、本作は口火を切る。
 一方で、続く『ALTER EGO』と『FREE LANGUAGE』ではKilling Mobが得意とするセルフボースティングも健在だ。叩き付けるようなアグレッシブなビートと軽快かつ風通しの良いビートという対照的なビートを乗りこなすそのラップスキルも勿論だが、その両ビートから法斎Beatsのインテリジェンスの高さや引き出しの豊富さも垣間見える。
 また、打って変わって最後を締める『PEACE OF MIND』でコンシャスなラップが披露されているのも見逃してはならない。静寂に包まれたどこか宇宙空間を想起させるビートの世界観が影響していることも要因としてあるのだろうが、4曲目の『SOURCE』で"感情を書きたい真っ直ぐ それが簡単で難しい"とKilling Mob自身がラップしているように、その想いが素直に現れているのがこの『PEACE OF MIND』なのだろうと推測する。
 そして、『SOURCE』のリリックはこう続いていく。

 "この曲も誰かに寄り添い 価値が産まれる
  それが例え独りだって意味はあるだろう"

 心が軽くなるような地に足がついたビートの上で、Killing Mobが日常への戒めと感謝をラップする。
 その真っ直ぐなラップは、ヘッズたちの心を打つ。


text by TAKURO SHINOHARA

アーティスト情報

  • Killing Mob

    東海エリアを拠点に活動するラッパー。 ボキャブラリー豊富なワードチョイスと、思わず頭を振ってしまうタイトかつ硬派なライミングが特徴。 強く影響を受けているBoom bapをバックボーンの軸に、日々の機微に見え隠れする陰と陽を実直にラップする。

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    Killing Mobの他のリリース
  • 法斎Beats

    法斎Beats プロフィール 奈良県出身。伝統工芸職人の家に生まれ、日頃から芸術に囲まれた環境下で育つ。16才でHip Hopに出会い、翌年からDJとしてのキャリアをスタート。 25才の折、Beat maker及びProducerとして"法斎Beats"の活動を始める。 2012年、13年と当時シーンでも話題になった般若ブログにも取り上げられ、奈良県在住のBeat Makerの存在を広く知らしめた。 以降は地元を中心にHI-KING TAKASEやSPARKEY等へ数多くの楽曲を提供し、1つの音の色を確立する一方で、県外の各エリアを代表するラッパー達、SURRY / Grand Bulled (2.Stairts 10.Peace maker feat.万寿&BAN)や仏師 / 漆黒の花 (11.気になるばかり feat.西村 早紀)への楽曲提供も行い、その高いBeat makingの能力は歌い手のタイプを問わず、各方面から確かな支持を得る。 近年では、KOK 2020 FINAL CHANPIONSHIP at 豊洲PITにて行われた"法斎Beats STAGE"へのバトルビート選出、奈良(富雄)のバーバーショップMariposa’s Barbershopとのコラボレーション作品"Mariposa’s Barbershop mix tape"の制作、映像作品の楽曲制作など、その活動は多岐に渡る。 現在は新しく自宅の一室を音楽スタジオとして造り"法斎Studio"として稼働するかたわら、自身の作品を1つずつ積み上げ、また新たなBeatを生み出している。

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DGR RECORDS

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