歌詞

ちょっと癖のある貴方の声が

少しずつ遠くなる

涼風よどうか私も連れ去って

繋いだ手の温度

心臓の音

重ねた想いは

幻と消えてしまうの

待って　まだ待って

あの日に戻れたら「またね」って

きっと次に繋げるから

舞って　ただ舞って

立ち尽くしたまま

貴方の背中を見つめてた

想いは胸の中で溢れるのに

一つも届かずに零れていく

頬を伝う涙の冷たさだけ

浮かされた心をそっと鎮めていく

夕暮れの跡

引き裂いたノート

浮かべた言葉は

さざなみに消されてしまうの

きっと　もうダメって

頭でわかってたはずだったのに心が許さないんだ

この期に及んで

自分に甘い

言い訳ばかり考えてた

想いが胸の中に溢れるほど

伝えるのが怖くなっていく

誰にも見せられないこの弱さは

傾いたオレンジにそっと染められていく

絶えず流れだした回想に一人

笑い合った二人の姿は嘘ではない

嘘ではない

生まれ変われるならまだきっと

貴方のこと好きになる ずっと

変わらない想いで

「待ってるから」

想いは思い出に変わっていくだけ

ただそれだけ

ただそれだけだと振り切ろうとしても

染められた心が痛いよ

想いは胸の中で溢れるのに

一つも届かずに零れていく

頬を伝う涙の冷たさだけ

浮かされた心をそっと鎮めていく