

窓の向こうで 木々が揺れる
何も言わずに 風が抜ける
畳に座って 息を吐いた
ああ こんな匂いだった
ゆらり ゆらり 風まかせ
今日は時計も 置いといて
ふわり ふわり 草の匂い
ただここにいる それだけでいい
ゆらり ゆらり 急がずに
山の緑を 眺めていたい
何も足さない この午後に
心がゆっくり ほどけてく
少し黄ばんだ 古いクーラー
隅のブラウン管は 黙ったまま
旅先の置物 肩を並べ
知らない思い出まで ここにある
廊下の板から 畳へ一歩
足の裏まで ほっとする温度
火のない暖炉の そばに座って
何をするでもなく 背中を伸ばす
葉っぱが擦れる 音がする
遠くの風が 近くなる
静かってこんなに 深かったっけ
もう少しだけ このままで
ゆらり ゆらり 風まかせ
今日は時計も 置いといて
ふわり ふわり 草の匂い
ただここにいる それだけでいい
ゆらり ゆらり 急がずに
山の緑を 眺めていたい
何も足さない この午後に
心がゆっくり ほどけてく
名前も知らない 野草の香り
畑を抜けて 部屋までふわり
甘いだけでも 青いだけでもない
うまく言えんけど これがいい
いつも何かを 追いかけて
休む時間まで 予定を立てて
ここじゃ話も 途切れていい
その隙間を 風が通ればいい
何時に帰るか あとにしよう
もう一度だけ 窓の外を
大きく吸って ゆっくり吐いて
この匂いごと 覚えておこう
ゆらり ゆらり 風まかせ
今日は時計も 置いといて
ふわり ふわり 草の匂い
ただここにいる それだけでいい
ゆらり ゆらり 急がずに
山の緑を 眺めていたい
何も足さない この午後に
心がゆっくり ほどけてく
明日は明日の 風が吹く
今は畳に 手をついて
もう少しだけ ここにいよう
木々が揺れるのを 聴いていよう
- Lyricist
SHAN
- Composer
SHAN
- Producer
SHAN
- Vocals
SHAN

Listen to Where the Breeze Flows by SHAN
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Where the Breeze Flows
SHAN
SHANのシングル『風の通り道』。軽やかに跳ねるビートと深いベースに、「ゆらり ゆらり 風まかせ」のフレーズが溶け合う、日本語レゲエチューン。何かを追いかける手を少し休めて、ただ今いる場所の心地よさを感じる。そんなひとときに寄り添う一曲。



