歌詞

終わった恋の続きを　有象無象の街に探し

セピアがかった記憶に　僕を重ねた君

「過去や痛みに触れず抱きしめて」と　安い会話を遮って

月明かりの差し込む部屋で　 孤独の花を摘んだ

僕はKissした　この唇がスペアキーだと知りながら

瞳を閉じなよ　君は好きな景色描けばいい

胸の扉をこじ開けながら　カタルシスで満たしても

心から君の欲しがる明日を見せることが出来ない

夢中になった吐息で　窓ガラス曇らせたなら

映したいはずの真実も　闇に溶けてゆく

「どうせ傷つけあってしまうよ」と　少しだけ伸びたネイルで

僕の素肌をなぞる指が　ひやりと冷たかった

君にKissした　この唇がスペアキーだと知りながら

かりそめの夜を　ポケットのキーリングにも通さず

だけど全てをさらけ出すから　誰の面影でもなく

目の前の僕を愛してくれないかと願った幻

僕はKissした　この唇がスペアキーだと知りながら

瞳を閉じなよ　君は好きな景色描けばいい

胸の扉をこじ開けながら　カタルシスで満たしても

心から君の欲しがる男はここにいない

優しさならば本物なのに　約束さえもないまま

泡沫の夢と分かって　繫がり合った衝動

だけど全てをさらけ出すから　誰の面影でもなく

目の前の僕を愛してくれないかと願った幻