仮初花火のジャケット写真

歌詞

仮初花火

ハルニシオン

乗り込んだ地下鉄は

忘れたかった日射しが恋しくなった

いつだって

離れてからわかるって

誰も知ったようなふりしてる

多少不真面目な単調な今

着慣れてしまうのかな

初めて自分で選んだ浴衣も

これで何度目かの切なさも

忘れたくないや

あと何回の花火で

いつかこんな季節は終わってしまうんだろう

ぬるい風が問いかけた気がした

過去に変わってく瞬間に

きっと帰れるんだって信じて大人になってく

言い聞かせるように

たしなめるように

ああ……

沈黙を運ぶ列車に

ひとり場違いな高鳴り

友達の声で世界は"今"になるんだ

改札の先、夕暮れ

まだ夏が色づいてる

久しぶりの石段を上がれば

潮風が予感を運んで

叶えられなかった想い出に

苦笑いしてる

あと何回の花火で

いつかこんな季節は終わってしまうんだろう

感情、今日を限り、また使い捨てて

何度だって期待するたび

淡い気持ちを急かして短いモラトリアム

二度とは来ない

分かってるのに

眩しい光が終わりを伝える

空見上げてる君から隠した涙

忘れないようで色褪せてく

聞こえないサヨナラは

宇宙を、染めた

あと何回の花火で

いつかこんな季節は終わってしまうんだろう

ぬるい風が問いかけた気がした

過去に変わってく瞬間に

きっと帰れるんだって信じて大人になってく

言い聞かせるように

たしなめるように

ああ……

煙の匂い、汗と喧騒のあと

私が時間を、時間が私を

追い越してもう戻れない場所

反対側のホームに見える過去

透き通る季節は残像

行こうよ、また、次の夏へ

  • 作詞者

    矢野達也

  • 作曲者

    矢野達也

  • レコーディングエンジニア

    木村太郎

  • ミキシングエンジニア

    木村太郎

  • ギター

    矢野達也

  • ベースギター

    矢野達也

  • キーボード

    矢野達也

  • ボーカル

    ハルニシオン

仮初花火のジャケット写真

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