晴れ間もねぇ 濁った曇り空
行き先示す画面 切ったまま
気の向くまま走らす ペンと車
いずれ着く九十九里 波打ち際
いつものように細い畦道
抜けたら青看板の大通り
目的地 目に入りゃ溜息
途端に消えちまう 心の高鳴り
決められた道なんて 興味はねぇ
いつか見れんだろ? あの世の光景
それなら今 足走らすだけ
お前だけの心踊る方へ
細い暗い そんなのは関係ねぇ
全ての道は続いてんだって
生き詰まったら 後ろ歩を進め
迷い距離稼いだ者 勝ちじゃね?
何度もねぇ 俺たちの人生
何度もある この道の分岐点
できるだけ多くの点と点
結んで浮かぶ交差点 人との縁
振り返って気づいた もう遅い
冬の海辺 寒い悴む手
擦り合わせ 見つめる水平線
立ち上がり ハンドルに手をかける
押し寄せる 強く白波立つ波
吹き荒れる風 掻き消すように
迫り来る雲 遮る縛り
凍える心 本能研ぎ澄まし
湧いてくる思い ビートに写し
吐き捨てる言葉 インクを伝い
姿を現す 一瞬の魂
輝きを増す 命の灯火
DAY2 昨日と打って変わって
空は晴れ模様 俺は無表情
浮かべ向かうんだ いつもの所
もちろんナビは付けずに 走らそう
行きたい所 分かってりゃいいんだ
それさえあれば 不安も味出すさ
濃口をくれよ 俺はバカ舌
満足させてみろって 話だ
ライター手をかざし 風防いだ
文明温もり 肌を伝った
自然の中感じる 繋がりが
そっと胸を包み込む 気がした
遠くを見つめる奴らは皆
孤独と常に歩幅 合わせてんだ
後にも先にも行かぬ 優しさ
我のみぞ知る 命の儚さ
今日も染まる 淡い空の色が
虚しい影の始まり 告げるさ
オレンジに光る 雲の隙間
無限の空が小さく見えるんだ
次第に動き出す 時 歯車
ゆっくり進み出す 現実と今
何度も何度も向き合い 待つ朝
目を凝らしながら 描き続けるのさ
押し寄せる感情 曝け出して
吹き荒れる現実 蹴り飛ばして
迫り来る時の中で もがいて
凍える心 己で包み込め
湧いてくる思い 声を荒げ
吐き捨てる言葉 耳を伝い
届かすテメェの胸 内側に
刻み込み残す ここで生きた意味
- Lyricist
Gusukuma
- Composer
Madoromi Beats
- Mixing Engineer
8ronix
- Mastering Engineer
8ronix
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SAMUZORA
Gusukuma
Artist Profile
Gusukuma
千葉出身1997年生まれ 人間臭い弱い部分やネガティブな感情、生きることへの執着にも似た熱を音に吐き出す。
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