Familiarのジャケット写真

歌詞

むすんでひらいて

牧野容也

雨が滴り落ちる 止まる人は誰もいない

傘を持たない人は 濡れずに歩けない

靴底が葉を散らす 求める場所まで遠く

乾いた手と手はまだ ほどけないように結んで

彼方に滲む街並みは陽炎

頬を打つ風 漕ぎ出す船を追う

荒ぶる波をいなす 明けの星は隠れている

冷たい手と手をただ 祈りのためにいま結んで

彼方に光る灯台は幻

肩を押す風 見知らぬ海をゆく

乾いた手と手をまだ

冷たい手と手をただ

汚れた手と手をいま

ほどけないように結んで

彼方に滲む街並みは陽炎

頬を打つ風 漕ぎ出す船を追い越して

彼方に光る灯台は幻

肩を押す風 見知らぬ海をゆく

途切れず葉を揺らす

  • 作詞者

    牧野容也

  • 作曲者

    牧野容也

Familiarのジャケット写真

牧野容也 の“むすんでひらいて”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

2022年「the Odyssey」2023年「City」に次ぐ
「旅立ち」シリーズ三部作の最終章「Familiar」
親しみやすい、慣れ親しんだ、などの意味を持つタイトルの通り、
暮らしに溶け込み、何度でも味わえる名盤が誕生。
ボーカルにわがつまを迎え、出生の祝祭を描いた「パレード」、
ボーカルに浮、バイオリンにcolloid、たゆたうのイガキアキコをフィーチャーし、
成長するとは移動すること、と説く「駆ける」
苦境の中懸命に生きる人々を克明に写した「雷」
生のもつあらゆる側面を見守り、寄り添い、映し出した全8曲。
波長の合う仲間たちと共に創り上げた、牧野容也の集大成。

アーティスト情報

  • 牧野容也

    1984年7月31日生まれ、愛知県名古屋市出身・山梨県在住。 音楽家、シンガーソングライター、ギタリスト。3児の父で早起きが得意。 10代からギターを始め、20代より小鳥美術館、Hei Tanaka、GUIROなど様々なバンドに参加。 2021年、生活の場を名古屋から山梨へと移し、同年よりシンガーソングライターとしての活動を本格化。 翌年には自身のレーベル「Hippo Label」を立ち上げ、 2022年から3年連続でオリジナルアルバムをリリースするなど、コンスタントな創作を続けている。 2024年に発表した3rdアルバム『Familiar』では、家族や日常の記憶、生きることの肯定をテーマに、 ギタリストとしての音楽的緻密さと、シンガーソングライターとしてのまなざしが融合。 2024/12/10渋谷WWWでの単独リリースライブでは、映像・照明・演出含めた総合的な表現を成功させた。 弾き語りからバンドセット、デュオスタイルなど幅広いスタイルでライブを展開。 全国各地を旅しながら、人との出会いや土地の空気を音に変えるように、ライブ活動やツアーを行っている。 また、自身のポッドキャスト番組では、2024年にはラジオの枠を飛び出し、 ライブ・飲食・物販を合わせたイベントも展開した。 “ギターを弾く”ことを起点に、「うた」と「ことば」と「ひと」との交差点を 軽やかに横断する音楽家である。

    アーティストページへ


    牧野容也の他のリリース

Hippo label

"