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歌詞

むすんでひらいて

牧野容也

雨が滴り落ちる 止まる人は誰もいない

傘を持たない人は 濡れずに歩けない

靴底が葉を散らす 求める場所まで遠く

乾いた手と手はまだ ほどけないように結んで

彼方に滲む街並みは陽炎

頬を打つ風 漕ぎ出す船を追う

荒ぶる波をいなす 明けの星は隠れている

冷たい手と手をただ 祈りのためにいま結んで

彼方に光る灯台は幻

肩を押す風 見知らぬ海をゆく

乾いた手と手をまだ

冷たい手と手をただ

汚れた手と手をいま

ほどけないように結んで

彼方に滲む街並みは陽炎

頬を打つ風 漕ぎ出す船を追い越して

彼方に光る灯台は幻

肩を押す風 見知らぬ海をゆく

途切れず葉を揺らす

  • 作詞

    牧野容也

  • 作曲

    牧野容也

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2022年「the Odyssey」2023年「City」に次ぐ
「旅立ち」シリーズ三部作の最終章「Familiar」
親しみやすい、慣れ親しんだ、などの意味を持つタイトルの通り、
暮らしに溶け込み、何度でも味わえる名盤が誕生。
ボーカルにわがつまを迎え、出生の祝祭を描いた「パレード」、
ボーカルに浮、バイオリンにcolloid、たゆたうのイガキアキコをフィーチャーし、
成長するとは移動すること、と説く「駆ける」
苦境の中懸命に生きる人々を克明に写した「雷」
生のもつあらゆる側面を見守り、寄り添い、映し出した全8曲。
波長の合う仲間たちと共に創り上げた、牧野容也の集大成。

アーティスト情報

  • 牧野容也

    牧野容也 シンガーソングライター、ギタリスト。 1984年愛知県名古屋市出身。14歳からギターを始め、16歳で初めてステージを経験。 現在まで、小鳥美術館、GUIRO、Hei Tanaka、山口春奈(Dew)など様々なバンド、サポートで活動の幅を広げる。 穏やかで耳障りの良い声と、指弾きで紡がれる透明感のあるギターの音色が特徴で、 普遍性のあるメロディーに乗せられた歌詞は、今を生きる人々の暮らしに優しく寄り添う。 2021年4月1stソロEP「グッド・バイ」をリリースし、 2022年7月、1stソロアルバム「the Odyssey」をリリース。 2023年6月、2ndソロアルバムをリリース予定。 一男二女の父。

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