雨が滴り落ちる 止まる人は誰もいない
傘を持たない人は 濡れずに歩けない
靴底が葉を散らす 求める場所まで遠く
乾いた手と手はまだ ほどけないように結んで
彼方に滲む街並みは陽炎
頬を打つ風 漕ぎ出す船を追う
荒ぶる波をいなす 明けの星は隠れている
冷たい手と手をただ 祈りのためにいま結んで
彼方に光る灯台は幻
肩を押す風 見知らぬ海をゆく
乾いた手と手をまだ
冷たい手と手をただ
汚れた手と手をいま
ほどけないように結んで
彼方に滲む街並みは陽炎
頬を打つ風 漕ぎ出す船を追い越して
彼方に光る灯台は幻
肩を押す風 見知らぬ海をゆく
途切れず葉を揺らす
- 作詞
牧野容也
- 作曲
牧野容也
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- ⚫︎
むすんでひらいて
牧野容也
- 2
パレードwithわがつま
牧野容也
- 3
線
牧野容也
- 4
キッチン
牧野容也
- 5
偏西風
牧野容也
- 6
駆けるwith浮
牧野容也
- 7
ことば
牧野容也
- 8
雷
牧野容也
2022年「the Odyssey」2023年「City」に次ぐ
「旅立ち」シリーズ三部作の最終章「Familiar」
親しみやすい、慣れ親しんだ、などの意味を持つタイトルの通り、
暮らしに溶け込み、何度でも味わえる名盤が誕生。
ボーカルにわがつまを迎え、出生の祝祭を描いた「パレード」、
ボーカルに浮、バイオリンにcolloid、たゆたうのイガキアキコをフィーチャーし、
成長するとは移動すること、と説く「駆ける」
苦境の中懸命に生きる人々を克明に写した「雷」
生のもつあらゆる側面を見守り、寄り添い、映し出した全8曲。
波長の合う仲間たちと共に創り上げた、牧野容也の集大成。
アーティスト情報
牧野容也
牧野容也(masaya makino) シンガーソングライター、ギタリスト。 20代より名古屋にて音楽活動を開始、ギタリストとして小鳥美術館、Hei Tanaka、 GUIROなどのバンドに参加し活動の幅を広げる。 2021年よりシンガーソングライターとしての活動を始め、2022年「the Odyssey」、 2023年「City」、2024年「Familiar」と3年続けてオリジナルアルバムをリリース。 バンドセット、弾き語りでのツアーも精力的に行う。 バリエーション豊かなギターと穏やかな歌声から映し出す世界は 暮らしに溶け込みながら、短い旅へと連れ出してくれる。 ライブではスベりつつもクスッと笑える独特のMCにも定評がある。 三児の父でもある。
牧野容也の他のリリース
Hippo label