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歌詞

偏西風

牧野容也

鐘が鳴ると 誰かがやって来る

窓を開けると 地平になった時間

ドアを開くと 夜がいま誘い出す

足を踏み出すと 深い海の底にいる

夜が明けて 朝になるまでの一瞬

目を閉じて風を切る いつかの自分とすれ違う

渡る風になびく爪先 悲しみに触れた嘘

忘れてたはずの面影 街を背に長く伸びてゆく

息が上がると 誰かが駆けて来る

耳をすますと 散りぢりになった鼓動

目を開けて 振り返るまでの一瞬

首筋に触れている 他人の両手振りほどいて

寄せる波 抗う爪先 寂しさに滲む嘘

消してあったはずの思い出 夕日を背に長く伸びてゆく

夜が明けて 陽が昇るまでの一瞬

目を開けて風を切る いつかの自分追い越して

渡る風になびく爪先 悲しみに触れた嘘

忘れてたはずの面影 抱えたまま長く遠く往く

  • 作詞

    牧野容也

  • 作曲

    牧野容也

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2022年「the Odyssey」2023年「City」に次ぐ
「旅立ち」シリーズ三部作の最終章「Familiar」
親しみやすい、慣れ親しんだ、などの意味を持つタイトルの通り、
暮らしに溶け込み、何度でも味わえる名盤が誕生。
ボーカルにわがつまを迎え、出生の祝祭を描いた「パレード」、
ボーカルに浮、バイオリンにcolloid、たゆたうのイガキアキコをフィーチャーし、
成長するとは移動すること、と説く「駆ける」
苦境の中懸命に生きる人々を克明に写した「雷」
生のもつあらゆる側面を見守り、寄り添い、映し出した全8曲。
波長の合う仲間たちと共に創り上げた、牧野容也の集大成。

現在プレイリストイン

偏西風

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アーティスト情報

  • 牧野容也

    牧野容也 シンガーソングライター、ギタリスト。 1984年愛知県名古屋市出身。14歳からギターを始め、16歳で初めてステージを経験。 現在まで、小鳥美術館、GUIRO、Hei Tanaka、山口春奈(Dew)など様々なバンド、サポートで活動の幅を広げる。 穏やかで耳障りの良い声と、指弾きで紡がれる透明感のあるギターの音色が特徴で、 普遍性のあるメロディーに乗せられた歌詞は、今を生きる人々の暮らしに優しく寄り添う。 2021年4月1stソロEP「グッド・バイ」をリリースし、 2022年7月、1stソロアルバム「the Odyssey」をリリース。 2023年6月、2ndソロアルバムをリリース予定。 一男二女の父。

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