Familiarのジャケット写真

歌詞

偏西風

牧野容也

鐘が鳴ると 誰かがやって来る

窓を開けると 地平になった時間

ドアを開くと 夜がいま誘い出す

足を踏み出すと 深い海の底にいる

夜が明けて 朝になるまでの一瞬

目を閉じて風を切る いつかの自分とすれ違う

渡る風になびく爪先 悲しみに触れた嘘

忘れてたはずの面影 街を背に長く伸びてゆく

息が上がると 誰かが駆けて来る

耳をすますと 散りぢりになった鼓動

目を開けて 振り返るまでの一瞬

首筋に触れている 他人の両手振りほどいて

寄せる波 抗う爪先 寂しさに滲む嘘

消してあったはずの思い出 夕日を背に長く伸びてゆく

夜が明けて 陽が昇るまでの一瞬

目を開けて風を切る いつかの自分追い越して

渡る風になびく爪先 悲しみに触れた嘘

忘れてたはずの面影 抱えたまま長く遠く往く

  • 作詞

    牧野容也

  • 作曲

    牧野容也

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2022年「the Odyssey」2023年「City」に次ぐ
「旅立ち」シリーズ三部作の最終章「Familiar」
親しみやすい、慣れ親しんだ、などの意味を持つタイトルの通り、
暮らしに溶け込み、何度でも味わえる名盤が誕生。
ボーカルにわがつまを迎え、出生の祝祭を描いた「パレード」、
ボーカルに浮、バイオリンにcolloid、たゆたうのイガキアキコをフィーチャーし、
成長するとは移動すること、と説く「駆ける」
苦境の中懸命に生きる人々を克明に写した「雷」
生のもつあらゆる側面を見守り、寄り添い、映し出した全8曲。
波長の合う仲間たちと共に創り上げた、牧野容也の集大成。

過去プレイリストイン

偏西風

Spotify • Monday Spin • 2024年7月22日

アーティスト情報

  • 牧野容也

    牧野容也(masaya makino) シンガーソングライター、ギタリスト。 20代より名古屋にて音楽活動を開始、ギタリストとして小鳥美術館、Hei Tanaka、 GUIROなどのバンドに参加し活動の幅を広げる。 2021年よりシンガーソングライターとしての活動を始め、2022年「the Odyssey」、 2023年「City」、2024年「Familiar」と3年続けてオリジナルアルバムをリリース。 バンドセット、弾き語りでのツアーも精力的に行う。 バリエーション豊かなギターと穏やかな歌声から映し出す世界は 暮らしに溶け込みながら、短い旅へと連れ出してくれる。 ライブではスベりつつもクスッと笑える独特のMCにも定評がある。 三児の父でもある。

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