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歌詞

pray

été

標高171cmの凶暴は 今日も5分前の創造如きに消耗

目測を誤り墜落する孤独の最期に

自嘲気味の希望がさす光芒のアイロニー

今しがた 熱っぽい幸福とのすれ違いざま

しかしながら この怒りはまだ消えないままだ

視界はグレースケール 震えるブレスに

流転する憂い 反逆する風景

Pray

喧騒 迎合 戦争 扇動 mention 低脳 結構、

Pray

情報 表層 嘲笑 vote 教養 荒寥 caution

きみの尺度では計り知れないフラストレーション

もはや天井無しの自己嫌悪と自己弁護

結露した自己矛盾にずぶ濡れのプシュケー

不時着する流星 / どうかぼくを救って

Pray

笑い話みたいな ぼくらの異常も ばらばらの心も、

赦さない時代を 救済の不在を穿って

自暴の暗がりに目を凝らして

振り切れない虚しさを燃やして

看取れなかった歳月の 墓標でいたいよ

Pray

冗長で不遜な 未来は空振りのアンサー

当て所なく すり減らす命に 存在の解を

正しさが苛む 此岸を睥睨

How to draw

形を持たない こんな かけがえのない異常を

いずれ全て過去に 届かない便り

数え切れぬ叉路に迷い ここが正常とのapogee

言葉遊びに縋る ぼくを嗤う 屍を跨ぐ

クオリアの哲学的欠落を疑う

深みに嵌る 八方塞がる度に

もはや信仰にも近い自尊心に薪をくべる

目を伏せる帯同馬 声を持たぬ才能は

思慮深いぼくらのナイフであり縁

I Can’t breathe

もう何も奪うな

ふざけた時代を愛さなくてもいいよ

怒りは消えないままで ぼくらは異常なままで

ささやかな差異も ばらばらの心も、

何も奪うな 祈りとは程遠い言葉で 祈った

不確かな pray

凡庸で不毛な 未来に食傷のanger

正しさなど解らない、まだ 黙って

溺れる思考の大河 無価値な此岸を睥睨

  • 作詞

    オキタユウキ

  • 作曲

    オキタユウキ

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日本語ギターロックを軸にポストロック、激情ハードコア等のアプローチを見せるサウンドに、Vo.オキタの甘くも鋭い歌声の東京都在住の3ピースオルタナティブロックバンド「été」が1st E.P.をリリース。

アーティスト情報

  • été

    東京在住、オキタユウキ、ヤマダナオト、小室響による3ピース、été。自分は何者なんだろう。彼らもまた、そんな普遍の問いを音にするバンドだ。自分の影を探すように街をさまよい、その足音はビートになって、研ぎ澄まされていく五感とあふれ出る感情が絡まって詩となり、歌となって発せられる。音楽で救われるとは思っていない。けれど、自分自身の“ほんとう”や、まだ知らない自分を映す鏡になってくれることは、信じている。だからこそ、ひとつの形にとらわれないオルタナティヴなサウンドで、その旋律は歪にして美しく、またメロディとポエトリーリーディングを気ままに行き来しながら紡がれる。聴く者の耳に鋭く飛び込むオキタユウキの中性的なヴォーカルもあり、3人の音楽はとても痛切で、エゴイスティックにも響くけれど、気づけばその不規則な呼吸に共振していることに気づくだろう。ここにはきっと、今をさまようあなたやわたしの姿も映っている。

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