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歌詞

we are

été

後悔も将来も 曖昧な暮らしの画角で

停滞を嫌い 薄氷を辿る

体温みたいな世界で歌ってみたって、場違いの才能

淡い期待は 使い果たしてさ 不退転なんて笑止

幼気な迂闊へ まだ願ってもいいの

凍えるくらいの怒りを ねえ、忘れてないだろ

未完成の愛で縛って 言葉、勘違いのワゴンセール

行間に落下 ざまあないな 斜陽の地表で

劣等 飼い慣らしてがらんどう 何を待ってたって変わんない

ぼくがいなくたって順調 なら、どうなったって

ぼくらはここにいるなんていやだ

溜息に烟り霞む未来は

眩む 眩む 眩む 眩む

いざとなれば、でギリギリの今日だ

痛みにただ蹲ってみたが

果てがあるならまだわからないな

途方は昏い 薄氷を辿る

所詮 憂世のメメント 呼吸の温度 風化する歳月

肺を満たして 消えない秘密

ないものねだって ぼくらのhollow

読み飛ばした今日の伏線を 目を醒まして悔いてみたって

消息不明 もう気配すらないぜ

どうかしてるtide 瞭然 黙ってないで

塞いだって何もないだろ ねえ

ぼくらはここにいるなんていやだ

誹謗の街に唯一の素面だ

揺れる 揺れる 揺れる 揺れる

いざとなれば、も許さない今日だ

暗闇にただ立ち止まってみたが

振り向けどもう何も見えないな

子供騙しの答じゃつまらない 自問自答を焦がして

遠くなる群青

描いたって 願ったって 未来なんて

胸が詰まって 目が眩んで 見えなくなって

根本的混沌を抱えて生きる今日 はじき出す答えはNo

煽るだけのトレンド ぶら下がる有象無象

傍観を釘付けに 論客を片付ける

もう 底の見えた道徳が気取るアウトロー

悟りには至らぬ問答 荒唐なプロット ただ一つの方法

これはただの朗読 ある意味での暴力 言葉と想像力

根本的混沌を抱えて生きる今日 はじき出す答えはNo

煽るだけのトレンド ぶら下がる有象無象

傍観を釘付けに 論客を片付ける

もう 底の見えた道徳が気取るアウトロー

どうせ悟りには至らぬ問答

荒唐なプロット 抜けるただ一つの方法

上昇する高度 足がすくむ本能

ある意味での暴力 言葉と想像力

理想を謳ったって 目を離したら荒野

未来は 容赦ない不可解の虎口で

手を繋いでもいいよ

後悔も将来も 相対の停滞も

つまらない解も 身勝手な愛も 望まない もう、行こうか

ぼくらはここにいるなんていやだ

溜息に烟り霞む未来は

眩む 眩む 眩む 眩む

いざとなれば、でギリギリの今日だ

暗闇にただ立ち止まってみたが

振り向けどもう何も見えないな

自問自答転がしても解けない 昨日のぼくらをいつか救えたら

ぼくらはここにいるなんていやだ

誹謗の街に唯一の素面だ

途方は昏い 薄氷を辿る

  • 作詞

    オキタユウキ

  • 作曲

    オキタユウキ

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日本語ギターロックを軸にポストロック、激情ハードコア等のアプローチを見せるサウンドに、Vo.オキタの甘くも鋭い歌声の東京都在住の3ピースオルタナティブロックバンド「été」が1st E.P.をリリース。

アーティスト情報

  • été

    東京在住、オキタユウキ、ヤマダナオト、小室響による3ピース、été。自分は何者なんだろう。彼らもまた、そんな普遍の問いを音にするバンドだ。自分の影を探すように街をさまよい、その足音はビートになって、研ぎ澄まされていく五感とあふれ出る感情が絡まって詩となり、歌となって発せられる。音楽で救われるとは思っていない。けれど、自分自身の“ほんとう”や、まだ知らない自分を映す鏡になってくれることは、信じている。だからこそ、ひとつの形にとらわれないオルタナティヴなサウンドで、その旋律は歪にして美しく、またメロディとポエトリーリーディングを気ままに行き来しながら紡がれる。聴く者の耳に鋭く飛び込むオキタユウキの中性的なヴォーカルもあり、3人の音楽はとても痛切で、エゴイスティックにも響くけれど、気づけばその不規則な呼吸に共振していることに気づくだろう。ここにはきっと、今をさまようあなたやわたしの姿も映っている。

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