そして次の春 ぼくらはどうなる 何を手放す
知っていた筈が学ばず繰り返す 過去は役立たず
街は前後不覚 今日も眠らず 朝は夜を剥がす
ガスマスク 浸透するバイアス 災厄のスパイラル
奪い合うばかりで持て余すライフ 揃わないパーツ
よくわからないモラル 思い上がる 人間失格
彼らの言うリアル 笑う スワイプするブラフ
芸術とは美学 必要ないステータス
馬鹿が欲しがる 火種 不始末 真偽は問わず
無差別にstab 嫌になる 火の粉を払う
誰がわかる 他人の選択 その正誤 善悪
君が言いたがる「結局」訊いてない、ただの迷惑
Post virus 迫る終末
結末は腐る程あるようで常に一択
押し黙る 脇目も振らず詩を書く 映し出す呪縛
虚勢を張る 不安も描く その中でもがく
これはある意味 たった数分間の純文学
我関せずのslaveを見捨てる
フェイクばかりのstateに鳴らす警鐘
何もかも不明瞭な自意識がぶら下がるスレッド
経度から経度へ リレーする朝と冷笑
向かうGateはstrait 先を急ぐ
すれ違い様 それぞれの地獄 無事を祈る
道はひとつ 武装した思想で飛び込む
自問自答の淵を泳ぐ 左腕に彫る 抑止力
この身を縁取る記憶と孤独へ 書き綴ったメッセージは当然どれも未読で
感情は周回遅れ それも世の常
話を戻すぜ 匿名のプラットフォームへ
もうすでに 未知のステージ 軽視される生
犠牲を乞う紙幣に酩酊する正義 just like hostage
次のページに答えはない常に きみのイメージ
これは音と言葉のみで体現するニューエイジ
冷笑と虚飾に 行進する盲信
渦巻く憤り 書き殴る抒情詩
二つの意味でノートに並べるポエトロジー
これはbeat rhyme上に 突き立てるphilosophy
目を逸らす不条理 立ち込める昨日に
霞がかる希望に 宛てて書く抒情詩
二つの意味でノートに並べるポエトロジー
これはbeat rhyme上に 突き立てるphilosophy
どうかきみがきみを 見失わぬように
- 作詞
オキタユウキ
- 作曲
オキタユウキ
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ストリーミング / ダウンロード
日本語ギターロックを軸にポストロック、激情ハードコア等のアプローチを見せるサウンドに、Vo.オキタの甘くも鋭い歌声の東京都在住の3ピースオルタナティブロックバンド「été」が1st E.P.をリリース。
アーティスト情報
été
東京在住、オキタユウキ、ヤマダナオト、小室響による3ピース、été。自分は何者なんだろう。彼らもまた、そんな普遍の問いを音にするバンドだ。自分の影を探すように街をさまよい、その足音はビートになって、研ぎ澄まされていく五感とあふれ出る感情が絡まって詩となり、歌となって発せられる。音楽で救われるとは思っていない。けれど、自分自身の“ほんとう”や、まだ知らない自分を映す鏡になってくれることは、信じている。だからこそ、ひとつの形にとらわれないオルタナティヴなサウンドで、その旋律は歪にして美しく、またメロディとポエトリーリーディングを気ままに行き来しながら紡がれる。聴く者の耳に鋭く飛び込むオキタユウキの中性的なヴォーカルもあり、3人の音楽はとても痛切で、エゴイスティックにも響くけれど、気づけばその不規則な呼吸に共振していることに気づくだろう。ここにはきっと、今をさまようあなたやわたしの姿も映っている。
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