High Noon Front Cover

Lyric

High Noon

Kine Lune

正午を過ぎても 空は鉛色

重い雲を ただ数えている

この指先が まだ覚えている

お前の肌の 柔らかな温もりを

忘れるために 火をつけた

安煙草の煙が 目に沁みる

「もう無理よ」と 震える声で

お前が投げた 最後の一言

傾いたままの 不器用な天秤に

今は何も 残っていない

降り出した雨に 煙は消えて

こぼれ落ちる灰が 昨日を汚す

間違ってばかりの 日々の果てに

今は何も 残っていない

灰皿に溜まる 抜け殻の山

過ぎてゆく時だけが 冷酷に流れる

想い出と呼ぶには 生々しくて

心に吹き抜ける 冷たいすき間風

別れてやっと 気が付いた

この胸を刺す 鈍い痛みの正体に

「もう嫌なの」と 背を向けた

あの細い肩を 呼び止める術(すべ)もない

雨音に混ざる 虚しい独白

お前のいない部屋 灰が舞うだけ

天秤はもう 動くこともない

今は何も 残っていない

……今は何も、残っていない。

  • Lyricist

    Kine Lune

  • Composer

    Kine Lune

  • Producer

    Kine Lune

  • Vocals

    Kine Lune

High Noon Front Cover

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