憂発的メラトニックのジャケット写真

歌詞

春楡

西憂花

ねえ、例えば

僕が今この手を

振り払ってしまおうとしたら

なんて強がりで

結局のところ

怖いのは僕の方だった

同じように重ねるその意味が

日々、色褪せる気がして

ずるいなあ

もっと深いとこで

嫌いになれたら

触れた指を離す理由も

特には見つけられないなら

傷付け合って滲む憂も

君のせいなら

連ねた言葉の端々を

甘噛みするような今日だって

愛しいって思いたい

「何度も繰り返す悪い夢みたい。」

「じゃあ、またね」

だなんていとも簡単に

言ってしまえば楽になれるの

ねえ、君はなんで

僕の弱さを

許してはまた突き放すの

同じように並べる皮肉を

吹けば飛ぶような約束を

僕らは

あと何回くらい

交わし合えるかな

一口ずつ齧って確かめる

たびに変色してゆく恋も

傷が走った薄い目蓋も

「散々だ」で片付けられないや

「縋られたい」「赦されたい」って

差し伸べた手に伝った

僕の知らない季節

息が詰まった

「何度も繰り返す悪い夢みたい。」

わかり合ったようでいて諦め合っていた

支え合ったようでいて同情し合っていた

見ないふり続けても

触れたい、痛い、離れられない

君だけはどうしたって割り切れないや

触れた指を離す理由も

特には見つけられないなら

腕に残った青い温度も

君のせいなら

連ねた言葉の端々を

甘噛みするような今日だって

愛しいって思いたい

一口ずつ齧って確かめる

たびに変色してゆく恋も

傷が走った薄い目蓋も

「散々だ」で片付けられない

連ねた言葉の端々を

甘噛みするような今日だって

愛しいって思いたい

「何度も繰り返す悪い夢みたいだ。」

  • 作詞

    西憂花

  • 作曲

    西憂花

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