歌詞

ほら見て 光ってるよ

いつか誰かが言っていた

色褪せた記憶の片隅で

かすかに揺れる

まばゆい光

世界はすっかり 藍色に暮れて

また静かに夜がやってくる

冷たい闇に飲まれてしまった頃

私はふいに 目を覚ます

場違いなくらい 頭は

さえていて

その頭で瞬時に理解する

また、独りぼっちの夜が来たんだ

ほら見て 光ってるよ

いつか誰かが言っていた

色褪せた記憶の片隅で

かすかに揺れる まばゆい光

星のない夜空に目が慣れて

たぐり寄せるのは 空虚な記憶

ひんやり冷たい そんな過去

私はふいに 目をそらす

その瞳に映る星が 静かに

静かに失われていったのを思い出す

追憶の夜空に 君を見たんだ

うん、光ってるねって

私は多分 いや確かに答えた

無責任に過去の光を映す

ラグった夜空にではなくて

そんな曖昧な夜空を見上げてる

君の瞳に映る星に

記憶の中で瞬く星に

強く心惹かれてしまうのは

変えられぬ時間を 永く夢見て

そこでそっと 息をしたがるせいね

でも本当は 本当は

理解しているの

君の瞳に移る星はきっと私の瞳にも

映っていたこと

ねえ 見せてよ その光

そのまばゆい光をもう一度だけ

星のない夜空なんて見上げたって

心悲しいだけ

ほら見て、光ってるよ

いつか君が言っていた

色褪せた記憶の片隅で

かすかに揺れる まばゆい光

うん、光ってるよって

私はもう一度 君に答える

無責任に過去の光を求める

ラグった自分にではなくて

目を背けてきた 今という光を

今度はちゃんと

受け止めるんだ

瞳の中に在る星を