霧の朝 くつ音響かせる
街いちばん 早おきのおとこ
黒い帽子を 深くかぶって
誰にもあわずに 塔にのぼる
いつもひとり ただ毎日
悲しい顔で 時を刻むのはなぜ
時計台の番人が
煙草ふかして 思い出す
悲しすぎる お話は
今は 誰も知らない
静かな月のような 物語
噴水ひろばに スミレ咲いて
どこからか 愛のうた聞こえる
むかし笛吹きと 街むすめが
さよなら代わりに うたった詩
海のみえる 丘のうえに
小さな花束 おいてきたのは誰
遠い日の約束は
果たされないままで
薄れゆく 思い出は
今はなにも 言わない
静かな月のように 空の果て
消えてゆく 消えてゆく
なみだ越しの空に
なつかしい微笑みが
彼の心とともに
時計台の番人が
夜空見上げて考える
もうひとつのお話は
誰も 誰も知らない
星と流れて消えた 物語
- 作詞
杉山小絵子
- 作曲
杉山小絵子
杉山小絵子 の“時計台の番人”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
風の街オケアス -《風の声》-
杉山小絵子
- 2
きみどりの丘〜オケアスの街から〜
杉山小絵子
- 3
時の街角
杉山小絵子
- 4
森でみつけた絵本屋さん
杉山小絵子
- 5
月あかりの夜空で
杉山小絵子
- 6
流れ星になって
杉山小絵子
- 7
屋根裏の箱舟
杉山小絵子
- 8
おとしもの
杉山小絵子
- 9
ブリキのジェシカ
杉山小絵子
- ⚫︎
時計台の番人
杉山小絵子
- 11
風の街オケアス-《空の音楽隊》-
杉山小絵子
“絵本を読んでいるような音楽”をめざした、
作詞・作曲そして絵まで手がけるアーティスト杉山小絵子のファーストソロアルバム。
その世界観に合わせて生楽器を多く使用した、木の温もりを感じるやさしい音色。聴き手を空想の世界にいざなう「ファンタジック」な作品。
アーティスト情報
杉山小絵子
アニメソング・童謡などを中心にイベント・ライブ・コーラス・レコーディングなどの活動をするヴォーカリスト。自ら作詞・作曲もこなす。また絵本作家、イラスト作成などマルチに活躍。 得意とする子供のような歌声は、いわゆる大人が子供を真似たような声ではなく、本当の子供のようだと玄人筋にも定評があり、ゲームや教材などへの起用が多い。 作詞家として、アーティストに楽曲提供もしている。
SLOTH MUSIC