歌詞

仏翼

色即是空空即是色

色即是空空即是色

限界彩度視界網膜にもたらす

過激な響冥

すべからく因と縁のなす

染色体の分離現象

拡げられた両翼

即ち是、現世の強制吐出

数行に要約された苦行

断ち切る全ての感応

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだどこかにいる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

どこかにいる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

目に焼きついた

色の無い景色

黒と白の意図は解かれた

解っているんだ

解っていたんだ

形而上の命は失われてく

救済はあくまで変数

使い古された反芻級数

不可逆的な真相

窒息寸前の煩悩現象

拡げられた両翼

不可避な供与

削られていく

即ち手　即ち脚　即ち心臓

是、喜劇的な自然死

銃口を向けられた窮状

数秒握りつぶした眼差し

貫かれた0.1ミリ弾

陳腐化した試験紙

拡げられた両翼

鳥瞰する

無色転生

即ち獣

即ち蟲

即ち極楽

即ち愚者

因と縁が織りなす

無常の流転地

それこそ至高

プロパガンダに溺れた

したり顔の空虚に

埋もれていく

埋もれていく

埋もれていく

埋もれていく

埋もれていく

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだどこかにいる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

どこかにいる

まだ感じる

まだ感じる

まだ感じる

キツく握った

無機質なぬくもり

苦しみだけが繋ぎ止めるのなら

両翼は捨てて背負ってしまえ

その冷たい手を離さなければいい

目に焼きついた

色の無い景色

黒と白の糸は解かれた

解っているんだ　解っていたんだ

形而上の命は失われてく

それが愛だと謂うのなら

いつまでも愚かで有ればいい

それが愛だと謂うのなら

いつまでも灰色のままでいい