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千円でべろべろに酔っ払う道楽を「せんべろ」といいます。中島らも・小堀純『“せんべろ”探偵が行く 中島らも酔いどれ紀行』(2003年、文芸春秋)をきっかけに全国区に広まった言葉であると想像しますが、それ以前からあった言葉でしょう。
「せんべろ」の楽しみは、厳密に予算を千円と限定する必要はありません。気楽な出費の範囲で、十分な満足を得る、日常の延長にある喜びだと私はとらえます。
「せんべろ」は小さな幸せの一種だと定義しても良いかもしれません。幸せの裏には悲哀があります。ソングライター・青沼詩郎のソロ多重録音ユニット・bandshijinが弾き語りとハーモニカの響きを中心に展開した、小さな幸せと悲哀の表裏一体を表現したオーバーダビング・バンド詩篇です。
青沼詩郎(bandshijin)
青沼詩郎のソロ音楽ユニット。 青沼詩郎:作詞・作曲、弾き語り。ギター、ピアノ、ハーモニカ、ドラムス、ベースほか演奏。多重録音偏愛。東京都出身。