つまり、切っ掛けは憧憬?
あるいは、燻ぶっている情熱?
陳腐な表現だったら申し訳もないが
寛解を揺らす社会など不安材料
体裁が安定剤と言えないのなら……hmm
閉鎖病棟 唯一のご褒美は
正常に戻す薬の糖衣
前歯とベロで綺麗に剥がして
錠剤を捨ててから
「ここにいさせて!」
大声で叫び わめき まわり
壁にもたれかかり
久しく聞こえない幻聴の相槌を待つ
(もう二度と)
正常になっちゃ困る Wow!
ここに「欠落」をハメるのにちょうどいい「穴」が空いてる
でもこれじゃダメなんだ
だって「側面」があまりにも「なだらか」すぎる
「歪で精密な現実」だけが生み出せる「芸術」
先生、どう思いますか
「ここ」に在ったはずなんだ
「ちょうどいいやつ」が
ええ、わかります、わかります 鋭角ゆえの美
まったく背伸びですらなくての「イル」でいる秘訣
知っている筈です、既に
悼む異質 古傷
ならば敢えて身を投じる
この回診は内心の破れ目を綴じるホチキスのグリップ
降りかかる不意の悪夢に振りかぶる腕をSpit
観察、良好、再度のスピーク
正常の病状と寄り添い もがいた斯くの如く
首を括っているCuckoo's Nest
正常の病状と折り合い 度を越すほど恍惚
肚を括っているCuckoo's Nest
手枷足枷 とうにアクセサリー とてもお似合いだ
狂気と正気の狭間で存分に踊るといい、私が見守ります
病棟がフロア 施錠は意地 ローエンドの薬理
発症機序 中脳皮質でフロー
死なない、だからこそ「リビングデッド」でしょう
急に理解る 真実の効き目はケミカル
チューニングが合う 深淵とフォーリンラブ
Born to be JOKER, Like a Henry Darger
1万5千行の果てに立ったなら
異常者と正常の間
真の孤独とハグするアウトサイダー
先生、退院はまだか
はやく世界と愛し合わなくちゃ
- 作詞
Fra, Ginryu
- 作曲
前線 / zensen, Ginryu
- ミキシングエンジニア
K's/Coro
- マスタリングエンジニア
K's/Coro
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Yellow Donkey (feat. Ginryu & zensen)
Fra