

床にこぼれたコーヒー豆を
ひとつひとつ拾っていた
夜が忍んで降りて来ていた
花火の音が聞こえていた
悔しい思いは今でもしてるよ
だけど前ほど酷くはないよ
這いつくばって拾っていたら
夏が静かに過ぎて行った
ひとつひとつを無駄にしないように
小さなことを大切に
生き様に似たそんな時間が
可笑しくて笑えてきた
床にこぼれたコーヒー豆を
ゆっくりゆっくり拾っていた
花火の音はもう聞こえない
花火の音はもう聞こえなかった
夏が静かに終わっていく
夏が静かに過ぎていった
- 作詞者
端山龍麿
- 作曲者
端山龍麿

端山龍麿 の“豆と花火と僕の夏”を
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Tonaride = となりで = 隣で。
バーカウンターのスツゥール、
すぐ隣に腰掛けて歌っているような、
そんな音を、臨場感を届けたくて、
音を一切直さないで作ってみました。
それはとても危うい一瞬の音、
一瞬の煌めきを閉じ込めた、
昨今の編集だらけの音楽とは
一線を画した作品になりました。
素っ裸の端山龍麿の歌を、
この一枚で感じて下さい。
アーティスト情報
端山龍麿
1996年「陽のあたる道」でデビュー。その後NHKドラマ「ご就職」テーマのボーカルを担当するなどし、2008年アルバム「旅空」、2009年ミニアルバム「ROOTS」、2014年アルバム「龍麿3」、2017年ミニアルバム「Tonaride vol.1」をリリース。ギター一本で全国を歌い巡るシンガーソングライター。アコギ一本で独特の 世界に引き込む歌唱力、歌心溢れる楽曲はまさに龍麿ワールド。年間100~150本のライブをこなし、歌を届ける旅は会場となる街を更に増やしながらどこまでも続く。 『龍麿3』 端山龍麿(Vo.Gt.)大澤イット(B.)上原ユカリ裕(Dr.)の3 人でコンスタントにライブを重ねて来たトリオ。 シンガーソングライターである龍麿が創り出す歌に、実力派メンバーの演奏が加わり深みのある楽曲となる。 3人のコミカルなMC とも相まった熟成されたステージは観る人を魅了する。
端山龍麿の他のリリース
R-factory Records