何処まで伝わるだろうか
何処まで満たせるだろうか
打ち上げられた魚は笑っていた
半分浸かった鼻で歌った
白い息は史上最高温度を録した
海へその身を擲たずとも
泳げる場所がある
私の中のスペースを
あなたのために解放してある
日が変わる前に
火遊びも水浴びもあなたと危ぶみたい
鼓膜を震わす度
何処まで伝わるだろうか
ふやけるほど、溢れるほど、
形を保てない
半年前から溜めていた
開かずの腹にメスを入れた
久方にお目にかかる内容物は
明日の私を少なくとも助けはしない
甘さが足りない
芳醇さを纏ったその声で
満たして欲しい
焼け付くほど、噛み付くほど、
まいにち まいにち
鼓膜を震わす度
何処まで伝わるだろうか
ふやけるほど、溢れるほど、
形を保てない
- 作詞
燃
- 作曲
燃
燃 の“耽溺”を
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耽溺
燃
アーティスト情報
燃
無気力、希望、疑問、怒りを、時に明るくストレートに、時に皮肉混じりに歌に乗せるシンガーソングライター。
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