Lyric

「思い出して餌になるか」

「苦しんで腹が膨れるか」

動けないことが笑われるなら

動いて死ぬのが正解か

思い出とかいらないが

未来を見るのは肺が詰まる

息を吸う努力で限界だ

夢は叶うなんて後付けだ

死にたいなんて歌ったって

本当に死ぬわけじゃないだろ？

人に優しく生きたいってのが

間違いなわけがないだろ？

思い出が綺麗だなんて

当たり前だ 分かってるんだ

戻れない傷に塩を塗ったって

枯れないただのシミだ

裏切られた 嘘をついた

痛みの後 思い出した

裏切ったのは俺の方だ

痛みの跡 どこにいった？

人の叫びを盗んで描いた

人の思いを盗んで吠えた

本当に欲しがっていたものは？

汚い大人の仲間入りだ

生きたいなんて叫んだって

受け入れられるものじゃないだろ？

愛されたいって伝えることが

痛みを産むべきじゃないだろ？

過去に戻りたいなんて言うな

来世なんかに期待するな

癒えない思いに蓋をしたって

腐って残るだけだ

たかが こんなものは

腹の足しにもなりはしない

効率的じゃなきゃ意味が無い

涙なんかに価値はない

そんな言葉正解なわけが無い

これが間違いなわけが無い

これから僕らがつくるものが

愛を含まないわけが無い

4月の夕暮れには

諦めれるだろうか

言えなかった言葉とか

聞けなかった言葉とか

大切なものほど小さくて

見落としては気づき出る涙

行く先も知らずに歩んでく

暮れなずむ姿

もらえなかった愛で

どう人を愛すればいいのか

もらえなかった優しさで

どう人に優しくするのか

黒い心にかかるおめでとうと

後悔も不安もいつかさ

時間が経てばエモくなるみたいな

ポジティブ幻想に騙される

嫌いだ全部嫌いだ

家族も友達も先生も

俺を作る映画も小説も音楽も

もとは「自分のため」の趣味だって

もう「人のため」に成り下がった

青色の目でなにか見なきゃ

ひまわり色の髪でどんな風も受け流そう