歌詞

ねえ、お母さん

泣き虫だった私はこんなに強くなったよ

でも、たまには甘えさせて

古びたアパートの錆びた鍵の音

家中に響く私の足音

この国に生きている私たちは

いろいろな闇を知っている

お母さんはずっと働いている

私は眠る振りをして待っている

本当は抱きしめて欲しいけど

わがままという言葉が胸を刺す

闇の中で名前を呼んでいる

希望の無い毎日に嘆くように

お母さんへの愛は剣より強く

涙を隠して私は生きている

傷付いても闘うあなたに

羽のような希望を重ねるけど

本当はもっと甘えたい

でも今はあなたのために口を閉じるよ

朝焼けに溶けるあなたの影

制服のほつれを言い出すこともできず

友達に笑われないように祈って

ぼろぼろの靴を履く

お母さん、私知ってるよ

あなたがどれだけつらいか

それでも私に「ごめんね」って

違うよ、私が「ありがとう」って言うべきなのに

お母さん、ねえ、お母さん！

あまり頑張り過ぎないで

泣き虫だった私はこんなに強くなったよ

でも、たまには甘えさせて

たまには、抱いて頭を撫でてください