Silent Automataのジャケット写真

歌詞

呪縛

Spectra_syndrome

「東京へ行っても元気で頑張ってね」

この先もう会えないかもしれないのに笑う君

「私のことは忘れないでね」と言わない君

凍てつく寒さが身を凍らせる

朝日に照らされ雪がきらきらと光る

一両だけの列車が雪を掻き分け

駅のホームに滑り込む

乗り込んだ僕に布で包まれた物を渡す君

「お弁当、よかったら食べてね」

これだけ寒いのにお弁当はまだ温かい

無情に閉じる扉

発車の汽笛が鳴る

列車と一緒に走り出す彼女

「手紙ちょうだいね」

と言って後方に消えた

あれだけ僕を慕ってくれた彼女が僕の

罪を重くしている気がする

明るい笑顔

ハキハキした声

でも、僕にだけ甘えるところ

彼女と一緒の人生を歩んでいたら

今のように苦しむ毎日は無かったかもしれない

四十年前のことだ

彼女は独身を貫いているという

もう、許してはくれまいか

もう、開放してはくれまいか

  • 作詞者

    Spectra_syndrome

  • 作曲者

    Spectra_syndrome

  • プロデューサー

    Spectra_syndrome

  • ミキシングエンジニア

    Spectra_syndrome

  • マスタリングエンジニア

    Spectra_syndrome

  • グラフィックデザイン

    Spectra_syndrome

  • プログラミング

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このEP版は、2ndアルバム:「唯一無二で替えの効かない人たちの替えの効かない物語」に収録されている曲の後日談と補完を目指したものです。2ndアルバムの曲に埋め込まれた伏線を回収する目的もあります。すべての曲は2ndアルバムに収録されている曲のいずれかに繋がっています。
 EP版の収録曲は、2ndアルバムの系譜を引き継いで展開が変わる曲が多いです。特徴としては、漠然としたイントロから始まり、徐々に明らかになる実情、そして聴き手への問いかけで終わるといった構成が多いので、是非とも最後まで聞いて欲しいという想いがあります。

アーティスト情報

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