歌詞

流星を探してたんだ

寒空の下、君と僕二人

僕は君の、君は僕の小さな手をでも確かに握って

君の願いが叶うことが私の願いだよ　だなんて

言える君も　照れる僕も　今じゃもう昔の話なんだね

短くない時間が過ぎて

寒空の下　僕は只一人

見えていたのに見落とした

握っていたから手放したものばかり

流星を探してるんだ

幻想の底　我が身はひとつ

あの日僕を　救った君を　取り返してやるんだ

コンクリートで作った寝台

音楽のないプラネタリウム

あの日あの瞬間だけ僕ら

この夜空の支配者になって

それでも　僕らは終ぞ

流星には届かなかった

だから今になっても僕はまだ

あの星に手を伸ばしてる

幾星霜と銀河を翔る流星を

僕はまだ　探してたんだよ

僕の全部だけを綺麗に塗りつぶしていった

あの光の向こう側を

でも、幾億年と銀河を翔る流星の

その光で　目が盲いてたんだよ

また君に

会えるかな

流星を探してたんだ

飽きずにいつも　毎晩二人

君は君の　僕は僕の　些細な夢をでも大事に抱えて

夜雨に街は湿気って

お星さまもまた　無力なもんで

それでも願いを叶えなくっちゃ

って飛び出した　君を追いかけたこと

水溜りは雨粒の銀河

電灯で結んだ大星座

一生終われないかくれんぼ

彼岸と此岸の間に天の川

人々のすすり泣き　心電図

光の消えた赤い長方形

ああそうか全部思い出した

もう君は

幾星霜と銀河を翔る流星を

僕はまだ　探してたんだよ

僕の影をいまだに踏み続ける

あの日の君の残像を

でも、幾億年と銀河を翔る流星を

掴むには　もう遅すぎたのかな

この手よ届いてよ

僕が握る手はもうどこにもない

僕が救う手はもうどこにもない

でも君がもし星になったなら

なおさら流星を探さなくちゃ

君の願いはもう叶わない

僕の願いも叶わない

だって僕の願いは

だって僕の願いも

幾星霜と銀河を翔る流星を

僕はまだ探してたんだよ

叶うはずのない僕たちの願いを

ちゃんと叶えてもらわなくちゃ

だから十数年と銀河を翔る流星を

僕はまだ　まだ　まだ　まだ探してくんだよ

夜が明けて　目が覚めて

そしてまた僕は

君を探しに行くよ

いつか　また会えるまで