歌詞

答え合わせできてもあの夏の

「ありがとう、さよなら」は一生

無回答は不正解ってそうだよね

それならバツをくれ

欠けた記憶転がす

断面に月明かり

まだあなたの声を

思い出して宵闇に眠った

口癖うつったまま誰かと

口づけしてみてもそのまま

ボルドーのネイルを見た街角

面影を追いかけても

どうにもならないなんて百も承知で

だけどいつまでも思い馳せて

物語はきっと打ち切りだって

思い込んでいたけど

答え合わせできてもあの夏の

「ありがとう、さよなら」は一生

せめてあなたの記憶に残らぬよう

あなたを想うだけ

欠けた記憶転がす

反射した月明かり

ピンぼけていく景色

あなただけ色彩を残して

変わり映えないまま日常は

あなただけ明日も不在で

最後に手を振った改札の

残像を追いかけても

どうにもならないなんて百も承知で

信号待ちですら右を眺め

写真に切り取ったあなたはいつも

やさしい笑顔でした

答え合わせできてもあの夏の

「ありがとう、さよなら」は一生

せめてあなたの記憶に残らぬよう

静かに悔やむだけ

あなたがきっと正解だって

ちゃんと向き合えばわかったこと

溺れるような優しさ苦しくて

飛び出してみたけど

答え合わせできてもあの夏の

ありがとうさよならは一生

あの夏から何年経ったのか

未だに数えてる