歌詞

乗り過ごしたバス 寒さで目が覚める

最近の偶像(ゆめ)は解像度が高い

モザイクな心が攪拌されていく

本音はいつでも画像に残らない

あやふやになった目的と未来

なりたかった自分はどこへ

気まぐれに声を出して歌えれば

それだけでもよかったけど

君にとって僕はどんなコンテンツ？

優良じゃないけど呆れないでいて

1と0だけじゃ味気なくなっても

大抵のことは誤魔化して生きた

でもこうやって会えることもあるから

愛すべき僥倖

夜中に歩いた人影のない道

潰れた老舗のカフェを通り過ぎた

横目で見てきた栄枯盛衰たち

小さな歴史がどこにだってあった

人生9割つらくてかなしい

そんなのもう充分知ったけど

残りの1割享受することに

罪悪感は要らないだろう？

他人を巻き込むことが嫌だった

孤独でもひとり耐える方がよかった

でも世界地図の0.001㎜が

居場所になって残すログとかが

歌だったりほんの旋律（メロディ）だったり

したんだね

ドラマティックな演出とか

派手なエフェクトもない一人芝居（ステージ）だけど

笑って見ていて欲しい

僕にとって君はかけがえない人間（ひと）

文字やデータでは測りきれないもの

優しさにいつも甘えてしまうけど

ほんとにありがとう

たまにこうやって会えるのもいいかもね

愛すべき僥倖を

抱きしめていこう

I bring you "sing a song"