

「夜は明ける」って 誰かが言って
だけど この闇は まだ深くって
息の音さえ 触れられなくて
ただ 小さな光が揺れてた
足跡は静かに風に消えて
誰も気づかず 過ぎ去っていって
それでも 確かにこの胸で
灯した炎は消えなかった
言葉にならない 痛みを抱えて
それでも 光る何かを信じて
夜を越えたなら 見える景色が
きっと 待っているから
徒花に冠を
咲き方も知らずに咲いた
その花を 誰が笑えるだろう
報われなくても 咲いたのなら
感情の痕跡を すくい取って
今ここに 置いていくよ
繰り返しは 円じゃなくて
ゆるやかに沈む 螺旋だった
戻れるようで 戻れないまま
それでも 君は歩いていた
見えない雨に 打たれながら
儚い夢を 抱きしめたまま
誰にも気づかれず 散るかもしれない
それでも 咲くことを選んだ
言葉には できなかった
それでも 消せなかった想い
胸の奥 触れたその瞬間
きっと 僕は救われた
徒花に冠を
散り方も選べなかった
その願い 今も風の中で
答えがなくても そばにいたい
感情の痕跡を すくい取って
そっと 祈るように
触れれば壊れそうで
触れずにいたまま
それでも 消えなかった
君に似た灯りが
誰も見向きもしなくても
そこに確かに在った
その姿だけで この世界は
少しだけ 優しくなった
徒花に冠を
誰の記憶にも 残らなくても
君が咲いたこと 祝いたい
報いの代わりに この静けさを
優しい名として 残したい
願わくば そのままで
- 作詞者
R6-3-5
- 作曲者
R6-3-5
- プロデューサー
榊原康太朗
- マスタリングエンジニア
榊原康太朗
- グラフィックデザイン
榊原康太朗
- ギター
R6-3-5
- ベースギター
R6-3-5
- ドラム
R6-3-5
- キーボード
R6-3-5
- シンセサイザー
R6-3-5
- ボーカル
R6-3-5
- ピアノ
R6-3-5

R6-3-5 の“徒花に冠を”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
エピローグ
R6-3-5
- 2
燃笑
R6-3-5
- 3
溶けてく
R6-3-5
- 4
ステップ
R6-3-5
- 5
いらない
R6-3-5
- 6
Dawn
R6-3-5
- 7
skit -高校1年生1学期期末考査-
R6-3-5
- 8
アイスと空と君と
R6-3-5
- 9
よく笑う君へ
R6-3-5
- ⚫︎
徒花に冠を
R6-3-5
- 11
zion
R6-3-5
- 12
BONUS TRACK -Re:light-
R6-3-5
あの日の声が、今も胸の奥で響いている。
教室、放課後、夕暮れ、笑い声。
忘れたと思っていた景色が、音楽になってそっとよみがえる。
『響け空まで』は、誰もが一度は過ごした“あの時間”をテーマにした青春コンセプトアルバム。
大きな出来事ではなく、なんでもない日々の中にある輝きをすくい上げ、過去と現在、そして未来の自分を優しくつないでいく。
一つ一つの楽曲が、誰かにとっての記憶の断片となり、それぞれの心にそっと寄り添うように響いていくことを願って。
空へと解き放たれたこのアルバムが、あなたの中の“Zion”へと届きますように。
アーティスト情報
R6-3-5
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