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歌詞

飛べない天使の堕としかた

Aliey:S

ねえ、手を差し伸べたとき

話したこと覚えてる?

今なら全部嘘だったことにしてもいいよ、

なんて悲しそうな声

わるい悪魔に騙されて

ここに逃げ込んできてから、

今日で2867日目の朝。

それでもまだ、

希望と言う名の怠惰を捨てられずにいるまま、

ありもしない未来がまだ先にあると信じて、

もしもあの時、なんてことを考えだしたら

きっと壊れてしまう

「大丈夫、きみは特別なんだよ」みたいな

虹色のクレヨンで描かれた夢を見させられて

翼が生えていると思い込んだ僕らは

ただ、握り合った手を離せずに

僕は

幸せだったころの

思い出に囚われたまんま

全部失くしてしまったね

胸に穴が開いてしまったね

思わず声を上げてしまったよ

足を滑らせて堕ちる

堕ちる

堕ちる

歪に積みあがった塔は

薄っぺらのハリボテのまんま

あの頃は幸せだったね

幸せだと気づけなかったね

今更だ 手遅れなんだよ

指は届かずに堕ちる

堕ちる

堕ちる

崩れていく世界でも

あなただけはせめてどうかと

願った言葉は

音にならなかったんだ

ねえ、そばにいてと

呪いをかけたこと、恨んでる?

「塔のいちばん上に行けば天使になれる」

なんてきっと嘘だったよね

あの星空に憧れて

沈まない月を見てから

今日で5923日目の夜。

あの頃には

授かりものだったすべてを愚かな僕達は

掴み取った光なんだとまた掲げてみせて

本当はとうに動くことのなくなった翼を

隠し続けている

草木が生える大地を

ただ空から遠いと切り捨てて

少しでも天国に近い場所へと

薄れていく酸素の中

とっくに枯れた花束を捨てられずに

僕ら

幸せだった夢を

振り翳し傷つけあうまんま

こんなことしたくなかったね

こうするしかなかったんだよね

高く積み上がった虚構に

裁きの光が落ちる

落ちる

落ちる

壊れて飛べない翼を

最期まで捨てられないまんま

あの頃には戻れないんだね

君にはもう触れられないんだね

やっと空の広さを知ったよ

涙は空へと落ちる

落ちる

落ちる

「神様、僕の願いは間違っていたのでしょうか。」

祈った言葉は

空に響かないまんま

眼下、広がる花畑が懐かしくて

もう少しこのままでいいかなって思ってしまった

譲れない想いのためにまた僕達は

お互いを傷つけるしかなくなってしまう

あの望んだ日々を守りたかったんだ

それだけだったはずなのに僕らはどうして

こうなってしまうんだろうね

僕は

僕は

幸せだったころの

思い出を手放せないまんま

はじめからこうすりゃよかったね

何も変えられやしなかったね

一度くらい空が飛べるかと

両手を広げて落ちる

落ちる

落ちる

空に憧れていなければ

君の手を今も握れたかな

結局泣いてばっかだったね

悲しい顔させてごめんね

君に忘れて欲しくないから

落ちるのは僕だけでいいよ。

だからそっと背中を押して

振り向かずに星だけを見て

君だけはどうか羽ばたいて

翼のない僕はこれでさよならだ。と

君に言いたかった

最期まで言えやしなかった

後悔は僕には重すぎた

天使になれずに堕ちる

堕ちる

堕ちる

誰かの願いを照らす

流れ星になれますようにと

願ったんだ

願っていたかったんだ

  • 作詞者

    Aliey:S

  • 作曲者

    Aliey:S

  • プロデューサー

    Aliey:S

  • プログラミング

    Aliey:S

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アーティスト情報

  • Aliey:S

    2022年より動画共有サイトにてボーカロイドを用いた楽曲を発表し、音楽活動を開始。音楽制作だけでなく、イラストや動画制作も手掛けるなど、マルチに活動を行っている。明るくアップテンポな曲調に対し、少し物悲し気な歌詞が特徴的。

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