浮景のジャケット写真

歌詞

鈍色のメモリー

森浪漫

蒸気船が僕らの

あの頃の夢の中へ

通りすがるあの人の

こぼした言葉の先へ

くすんだ太陽光と

大気の残像が揺れる

錆びついた心のまま

止まらないでと叫ぶ

冷たい路地の裏

聴こえてくるブルースが

夜闇を超えて歪なハートの

重心を射抜いてゆく

どこからか

聴こえてくる鈍色のあの声が

指先で辿っていく

いつしかのメモリー

モダンに色付いていく

記憶色の海を渡る

ラバランプの森で

時間と重力に迷う

破れた服を着た

少女は長い夜の

水平線の彼方に咲く花を

いつまでも探している

どこからか

聴こえてくる鈍色のあの歌が

指先で辿っていく

いつしかのメロディー

  • 作詞者

    森浪漫

  • 作曲者

    森浪漫

  • プロデューサー

    森浪漫

  • ギター

    森浪漫

  • ボーカル

    森浪漫

  • バックグラウンドボーカル

    森浪漫

浮景のジャケット写真

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「浮景」とは、空中に島が浮かんだように見える蜃気楼を指す言葉である。
冷気層と暖気層の境界で光が屈折することによって生じる、
確かに見えていながら実体を持たない現象だ。

シンガーソングライター森浪漫は、
社会や自然など自分の外側の世界と接する中で、
自身の内側との境界に生じた感覚や違和感を、
現実には存在しない風景――蜃気楼のような像として音に置き換えてきた。
本作は、そうしたイメージを宿した楽曲を、
これまでに書き留めてきた楽曲群の中から選び構成されている。

約6年ぶりのリリースとなる本作『浮景』は、
前作「構造色の風」からさらに抽象性を深め、
記憶の中の心象風景や、感情・感覚といった捉えきれないものを手がかりにした作品である。

アーティスト情報

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