歌詞

なにかになりたいって　喚いてるくせに

今あるものを　ひとつも手放せないまま

誰かに認められたいだけなのに

否定ばかりで　呼吸を詰まらせてる

責任を他人に押し付けて

「自分は悪くない」って呪文みたいに

愛されたいくせに　怖がって

誰も愛せない　その矛盾の中で眠る

笑ってる人は幸せだって

そんな浅い幻想で切りつけて

「だって笑ってたじゃん」

その言葉が　一番の暴力だった

人生さえインクのように

流れ出して　滲んでいく

歌え　人生は詩だ

僕の書いた　詩なんだ

幸せを　不幸にすり替えて

誰のせいにすれば　楽になれるの？

貪欲なほど　空っぽになって

知れば知るほど　嫌いになってく

同じ愛でも　包む人と　壊す人

どこで間違えたんだろうね

「片思いも悪くない」なんて

嘘だよ　本当は惨めなんだ

すれ違うより　一方通行の愛が

一番　心を焼くんだよ

人生さえインクのように

こぼれ落ちて　染みついてく

歌え　人生は詩だ

僕の書いた　詩なんだ

伝えられなかった想いほど

重くなって　誰かを責めるようになる

静かな夜に　声を殺して

誰のせいでもない涙が落ちる

褒められたい　認められたい

愛されたい　逃げたい

それだけでいいのに

「純粋じゃない」と笑うお前らが一番残酷だ

正論を掲げて　見下ろす目で

私の倫理を語るなよ

何が正しいかなんて　誰も知らない

みんなただ　大人のふりをしてるだけ

花火したいね　金魚すくいも

ブランコに揺られて　笑っていたい

冬には雪だるま作って

その隣で　「幸せになりたいね」って言いたい

人生さえインクのように

滲んでも　消えないように

歌え　人生は詩だ

僕の書いた　詩なんだ

傷だらけの手で

それでもページをめくっていく

泣きながら笑う夜も

全部この詩の　一行になる