どんなに顔を想い出したくても
ケーキの味と何度も描いたアーチばかり
そこだけぽっかりと穴の空いたリールは
こんなに鮮明に映ってるのに
そっか 面はゆくて
目を見れてなかったんだ
燦々讃歌にこの身体委ねて
のぞき込んだ心にあった あなた用の部屋に
飾るための等身大のまだ白いキャンバスに
少しずつでも描いていこう
この一章のお土産になるように
どんなに顔を想い出したくても
冷めたおかずと後ろに放られたボールばかり
そこだけじんわりと靄の滲むリールは
モノクロだけど消しゴムじゃきえない
そっか 疲れ果てた
目を隠したかったんだ
そうでしょ
散々讃歌に時間を委ねて
ひとつ屋根に狭くもなった わたし用の部屋に
飾るためのまだ空室のカラフルなフレームに
少しずつでも現在を残していこう
三万回目の朝陽を浴びながら
いつもの珈琲と遊歩道を
噛み締めるように歩く
背中を眺めるふたりに
今なら言える
「大丈夫」をあげよう
燦々讃歌に心委ねて
染みや軋みを刻んできた ふたり用の部屋に
飾るための等身大の鮮やかなキャンバスに
もう少しだけ描き足していこう
この一生の証明になるように
燦々讃歌にこの身体委ねて
散々讃歌に時間を委ねて
燦々讃歌に心委ねて
- 作詞
乃木和真
- 作曲
乃木和真
- プロデューサー
乃木和真
- レコーディングエンジニア
乃木和真
- ミキシングエンジニア
乃木和真
- マスタリングエンジニア
乃木和真
- ボーカル
坂田優里
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燦々
utatabi
utatabi 6th single
"三万回の朝陽の中 今日もあなたと歩いている"
過去と現在、未来を繋ぐ温かな光を描いた楽曲。心に宿る大切な瞬間や記憶を優しく照らし、透明感あふれる歌声とアコースティックなサウンドが深い余韻を残す一曲。
アーティスト情報
utatabi
≪心を旅する歌≫ 一人称視点の歌詞で主人公の心情や世界を追体験できる楽曲を発信する音楽ユニット Vocal:坂田優里 Producer&Composer:乃木和真
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