歌詞

風がページをめくるみたいに

鼓動が今　走り出した

飛行機雲　夕焼けを切って

言いかけた言葉　飲み込んだまま

「またね」って　軽く手を振った

本当は　離れたくなかった

追いつけない影に　名前をつけたら

怖さの分だけ　強くなれるかな

迷いの数だけ　光るはずだって

信じてみたいんだ　今

君に届け！　この声の先で　君が笑うなら

君に届け！　転んだ痛みさえ　地図になる

泣きそうな夜を　蹴り飛ばして　走れ

「まだ終わらない」って　胸で鳴る

改札の向こうへ　滲んだ街の灯り

置き忘れた夢が　胸を締めつける

大丈夫って　言い聞かせるほど

不安が　増えていくんだ

振り返るたびに　近づく「あの日」

でも進むほどに　遠ざかる「君」

それでも選ぶよ　この瞬間を

僕のままで　行く

君に届け！　諦めるほうが　怖かったんだ

君に届け！　失くした色だって　取り戻せる

もう一回　息を吸って　叫べ

「僕はここにいる」って　手を伸ばせ

もしも弱さを　抱えたままで

強さになれるなら

涙の理由も　間違いじゃない

君がくれた　火種

影があるから　光がわかる

今　証明してみせる

君に届け！　この声の先で　君が笑うなら

君に届け！　転んだ痛みさえ　地図になる

君に届け！　何度だって　立ち上がれ

「まだ終わらない」って　僕ら　歌うんだ

君に届け！　君に届け！

ページの先へ　風を味方にして

君の影ごと　抱いて　進め