四時、そしてのジャケット写真

歌詞

明輝

koutAI

氷が解けて 世界が動きだす

雪解け水が 段々を伝って

眠っていた谷を 揺り起こしていく

干からびていた 沢という沢に

柔らかな命が 満ちて溢れる

土の匂いが 立ちのぼってきて

鳥たちの声が 光を運んでくる

水面が揺れる 石のあいだで

凍えていた春が 目を覚ます刻

春の水は 満ちていく

枯れていた場所ほど 深く潤す

堰を越えて どこまでも流れ

僕らもきっと そうやって満ちる

注げ この乾いた大地の隅々に

凍っていたものを 全部融かせ

山肌を伝う 幾筋もの光

誰も知らない 水脈が生まれる

雪代が遠く 手招きしている

満たされることを 信じてみたくて

ピアノの粒みたいに 雫が跳ねて

四澤という沢が 一斉に歌う

指先がほどける 陽だまりの中

春の水だけが 谷の主役

春の水は 満ちていく

枯れていた場所ほど 深く潤す

堰を越えて どこまでも流れ

僕らもきっと そうやって満ちる

注げ この乾いた大地の隅々に

凍っていたものを 全部融かせ

遠くで 雪解けが囁く

水路が 目覚めていく

気配だけが先に来る 芽吹きの前の

雲間から陽が谷底まで届いて

四澤の面に 光の粒が躍る

涸れてしまった日々を もう一度

思い出してごらん あの水の音を

満たされることを恐れるな

それでも水は 低きへ流れる

春の水は 何度でも

涸れた場所を 満たし続ける

境界なんて 知ったことか

それでも水は 広く広く

注げ この乾いた大地の隅々に

潤し続けろ 名もない沢を

満ちて 流れて 満ちて 流れて

春はまだ始まったばかり

雪解け水が 目覚めを連れて

また明日も 満ちている

  • 作詞者

    koutAI

  • 作曲者

    koutAI

  • プロデューサー

    koutAI

  • プログラミング

    koutAI

四時、そしてのジャケット写真

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陶淵明の手によるとされる漢詩「四時」(春水満四沢、夏雲多奇峰、秋月揚明輝、冬嶺秀孤松。)
四季それぞれの情景を一句ずつ詠んだ、千数百年前の四行詩に着想を得た5曲入りコンセプトアルバム。

1曲目「四沢」は雪解け水が涸れた沢を満たす再生の物語。
2曲目「奇峰」は入道雲が崩れては高く育つ夏の躍動。
3曲目「明輝」は満ちるほどに澄んでいく秋の月の静けさ。
4曲目「孤松」は雪嶺にただ一本立つ松の孤独と矜持を描く。
四季は毎年何度でも巡り、崩れても満ちても、必ずまた同じ場所に還ってくる。

しかし5曲目「歳月」だけは違う。同じ陶淵明の詩「雑詩」の一節「盛年不重来、一日難再晨、及時当勉励、歳月不待人」を下敷きに、四季とは対照的な「人の時間だけは巡らない」という真実をクライマックスとして突きつける。自然は何度でも生まれ変わるが、人の盛りは一度きり。四季の巡りを4曲かけて描いたからこそ、最後の1曲がその輪から外れて疾走する構造に意味が生まれる。

四つの季節と、巡らない一つの時間。全5曲、30分にも満たない中に、千年以上前の八行の漢詩がまるごと閉じ込められている。

アーティスト情報

  • koutAI

    AIと人間の感性が織りなす、新時代のサウンドクリエイター。 言葉を紡ぐAIのアイデアを起点に、自身のクリエイティブな解釈とアレンジを加えることで、歌詞に新たな命を吹き込みます。そして、その独自の歌詞を、詳細なプロンプトで具現化したサウンドにのせて、他に類を見ない楽曲を創り上げています。 AIの無限の創造性と、人間らしい深みのある表現力が融合することで生まれる音楽は、聴く人の心に深く響くことでしょう。デジタルとアナログ、理性と感情が交錯するあなたのサウンドは、きっと新たな音楽体験を提供します。 なおこの文章もAIが添削しました。

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