四時、そしてのジャケット写真

歌詞

孤松

koutAI

灼けたアスファルト 蜃気楼が揺れる

入道雲が肩を怒らせ

街の輪郭を塗り替えていく

白い岩壁 光をまとって

どこまでも育つ 午後の野心

軒先の風鈴 鳴りやんで

セミの声だけが 空を裂く

影が伸びる アスファルトの上

心臓の音が 速くなる刻

夏の雲は 峰になる

一瞬ごとに 姿を変えて

崩れながら また高くなる

僕らもきっと そうやって育つ

叫べ この喉が枯れるまで

形のないものに 名前をつけろ

水平線に 積み上がる白

誰も名付けてない 山脈が生まれる

雷鳴が遠くノックしている

形のないものを 信じてみたくて

ギターのノイズみたいに 積乱雲が

歪んで唸って 空を埋めてく

汗が滴る 首筋の上

入道雲だけが 空の主役

夏の雲は 峰になる

一瞬ごとに 姿を変えて

崩れながら また高くなる

僕らもきっと そうやって育つ

叫べ この喉が枯れるまで

形のないものに 名前をつけろ

遠くで 犬が吠える

電線が 唸っている

匂いだけが先に来る夕立の

稜線がほどけて 光がこぼれて

夕立の匂い 街に降りてくる

消えてしまう前に もう一度

見上げてごらん あの奇峰を

崩れることを恐れるな

それでも空は 積み上がる

夏の雲は 何度でも

壊れながら 峰になり続ける

形なんて 誰も知らない

それでも空は 高く高く

叫べ この喉が枯れるまで

描き続けろ 名もない峰を

崩れて 育って 崩れて 育って

夏はまだ 終わらない

入道雲が 遠雷を連れて

また明日も 育っている

  • 作詞者

    koutAI

  • 作曲者

    koutAI

  • プロデューサー

    koutAI

  • プログラミング

    koutAI

四時、そしてのジャケット写真

koutAI の“孤松”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

陶淵明の手によるとされる漢詩「四時」(春水満四沢、夏雲多奇峰、秋月揚明輝、冬嶺秀孤松。)
四季それぞれの情景を一句ずつ詠んだ、千数百年前の四行詩に着想を得た5曲入りコンセプトアルバム。

1曲目「四沢」は雪解け水が涸れた沢を満たす再生の物語。
2曲目「奇峰」は入道雲が崩れては高く育つ夏の躍動。
3曲目「明輝」は満ちるほどに澄んでいく秋の月の静けさ。
4曲目「孤松」は雪嶺にただ一本立つ松の孤独と矜持を描く。
四季は毎年何度でも巡り、崩れても満ちても、必ずまた同じ場所に還ってくる。

しかし5曲目「歳月」だけは違う。同じ陶淵明の詩「雑詩」の一節「盛年不重来、一日難再晨、及時当勉励、歳月不待人」を下敷きに、四季とは対照的な「人の時間だけは巡らない」という真実をクライマックスとして突きつける。自然は何度でも生まれ変わるが、人の盛りは一度きり。四季の巡りを4曲かけて描いたからこそ、最後の1曲がその輪から外れて疾走する構造に意味が生まれる。

四つの季節と、巡らない一つの時間。全5曲、30分にも満たない中に、千年以上前の八行の漢詩がまるごと閉じ込められている。

アーティスト情報

  • koutAI

    AIと人間の感性が織りなす、新時代のサウンドクリエイター。 言葉を紡ぐAIのアイデアを起点に、自身のクリエイティブな解釈とアレンジを加えることで、歌詞に新たな命を吹き込みます。そして、その独自の歌詞を、詳細なプロンプトで具現化したサウンドにのせて、他に類を見ない楽曲を創り上げています。 AIの無限の創造性と、人間らしい深みのある表現力が融合することで生まれる音楽は、聴く人の心に深く響くことでしょう。デジタルとアナログ、理性と感情が交錯するあなたのサウンドは、きっと新たな音楽体験を提供します。 なおこの文章もAIが添削しました。

    アーティストページへ


    koutAIの他のリリース
"