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歌詞

夏果て

NELKE

雲が昇って 昇って 背を伸ばす

木々は揺れて やがて いつかは散る

つま先立ちでよろけ しゃがんだ夏

僕らだけが残っています

今年もいつの間に 響く祭囃子

最期だとわかった蝉の声

遠目に見た花火 バニラ味のアイスに

あまり時間はないのに 一つに結んだ後ろ髪

「何時だろう?」

何時でも 良いのにね

チャイムが鳴る

何度でも何度でも…わかってるんだよ

まるで、全部連れて行く(つれてく)ようで

もしあの時の風が 夕焼けが

街が 匂いが 言葉が

曖昧にしていた夏果ての標(しるべ)だったのなら

忘れても、忘れても、泣きたくなるわけだ

もうちょっとだけでいいのにな…

雨はまだ止まずに アスファルトを洗い

涼しくなったとき

それがどこか寂しかったり

「もういいかい?」もういいよ

相変わらずチャイムが鳴る

もういいよ、もういいよ、もういいよ

ねえ、君が言ってくれたんだろう

「まだここに二人居るのにね」って

もしあの時の風が 夕焼けが

街が 匂いが 「じゃあね」が

本当にそれは夏果ての標だったんだな

さよならが、さよならが、纏わりつくような

汗は乾いて…

雲が昇って 昇って 袖を通す

僕は今も憶えています。

  • 作詞者

    RIRIKO

  • 作曲者

    RIRIKO

  • プロデューサー

    NELKE

  • ミキシングエンジニア

    村松 知哉

  • マスタリングエンジニア

    村松 知哉

  • ギター

    NELKE

  • ベースギター

    NELKE

  • ドラム

    NELKE

  • キーボード

    NELKE

  • シンセサイザー

    NELKE

  • ボーカル

    NELKE

  • バックグラウンドボーカル

    NELKE

  • ピアノ

    NELKE

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NELKE、初のミニアルバム「Paragraph」(読み:パラグラフ)
2025 年 3 月 10 日(月)リリース!

今作は、「努力教信者」(読み:どりょくきょうしんじゃ)を始めとした Vo. RIRIKO のシンガーソングライ
ター時代の楽曲を、NELKE のサウンドでアレンジした新録 ver.
更に、RIRIKO 自身が作詞作曲をできるようになったルーツを振り返りながら制作をした完全新曲であ
る「燻る」(読み:くゆる)を収録。
シンガーソングライター時代で紡いだ経験に一つの区切りをつけた作品となっている。

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