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歌詞

東に走る雲

kirye

嗚呼、この身に落ちる陰影の上へと立ち、

嗚呼、来たる地鳴りに捧ぐ。

僕は絵画へ沈み、融ける、宙へ。

風に舞うオートリテエの中。

水面浮かんだ揺らぎ、その眼に風。

彼方走る地鳴りへと。

孤独な夜の酔も醒めれば、

飼育された人に捧ぐ歌声が、

騒ぎ出した朝を隠す。

紅い炎に代えて、渇いた布を身に纏うと、

記憶の混濁のようで、それだけで。

憧憬の上に塗り込めた自信や、(街を育て上げた栄養剤や、)

にべもなく断たれた望みの糸や、(うっすら面影だけを残す悪意や、)

肌に残る跡をなぞるだけの日々や、(騙る真意に追いつかない愛情や、)

風が吹く街を急ぎ往く足音や、(そら恐ろしい空蝉たちや、)

私はそんなモノの上に在る。(僕はそんなモノの上に在る。)

うわぶれた軌跡に終わりはないよ。

天をゆく白線が揺るぎのない慈悲で、

怯えていたその肩に水滴を落とせば、

かえり見ぬ雫越し迫るあの地鳴りを、

記憶から記録から、追い出したのだ。

  • 作詞

    vmgf

  • 作曲

    Norishio, OINU

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東に走る雲

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