嗚呼、この身に落ちる陰影の上へと立ち、
嗚呼、来たる地鳴りに捧ぐ。
僕は絵画へ沈み、融ける、宙へ。
風に舞うオートリテエの中。
水面浮かんだ揺らぎ、その眼に風。
彼方走る地鳴りへと。
孤独な夜の酔も醒めれば、
飼育された人に捧ぐ歌声が、
騒ぎ出した朝を隠す。
紅い炎に代えて、渇いた布を身に纏うと、
記憶の混濁のようで、それだけで。
憧憬の上に塗り込めた自信や、(街を育て上げた栄養剤や、)
にべもなく断たれた望みの糸や、(うっすら面影だけを残す悪意や、)
肌に残る跡をなぞるだけの日々や、(騙る真意に追いつかない愛情や、)
風が吹く街を急ぎ往く足音や、(そら恐ろしい空蝉たちや、)
私はそんなモノの上に在る。(僕はそんなモノの上に在る。)
うわぶれた軌跡に終わりはないよ。
天をゆく白線が揺るぎのない慈悲で、
怯えていたその肩に水滴を落とせば、
かえり見ぬ雫越し迫るあの地鳴りを、
記憶から記録から、追い出したのだ。
- 作詞
vmgf
- 作曲
Norishio, OINU
kirye の“東に走る雲”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
Sound Check
kirye
- 2
X age
kirye
- 3
Odd Time
kirye
- 4
酔
kirye
- ⚫︎
東に走る雲
kirye
- 6
ホロンの唄 (feat. Shuri)
kirye
- 7
Odd Time (Instrumental)
kirye
- 8
東に走る雲 (Instrumental)
kirye
kirye新体制初の8曲入りmini Album