金曜日の夜は 君の金曜日を想う
土曜日の夜は 君の金曜日を想う
狭い胸の内のどこを漁っても 俺には優しさしかなかった
俺は優しくない 俺には優しさしかなかった
内側から広がっていく炎 そこに自ら放り投げた心
虚しく響く鼓動の音 これは孤高か いや孤独と呼ぼう
どうせなら 雷に怯える君の姿も見たかった
凍える夜に肩を抱きたかった
けど君は 雷に怯えたいとは当然思わない
凍える夜の訪れも願わない 交わらない
どうせ最初から決まっていた最後
手に触れて感じた体温
獲物を取り逃すライオン ライオンはライオン
傍らに冷たいiPhone
あの日あの子の頭上に無許可で光の輪を浮かせ
生やした絵画のような白い羽
それをよく思い出せ 自罰に飽くまで
花に水をやる時 この目で見ているのはいつも手元ばかり
それなのに いやそれゆえに 手が震えて上手く水を注げない
特別なものは今まで ただの一つとしてここになくて
使い古した同じ想いに 人の名前を書いたシールを
貼れど剥がしたり 剥がされたり 剥がれ落ちたりした
誰も隣にいないのは 誰の隣にもいないから
不純であることに気付きつつ踊り
在りし日の望みが今では呪い
不器用で不細工で不気味
惨たらしい確認作業
力無き狩人を包む冷たい炎
チャリンコの鍵のよう
きっとどっかに落っことしたままの心
- 作詞
Kuu Drab
- 作曲
Kuu Drab
- プロデューサー
Kuu Drab
- ボーカル
Kuu Drab
Kuu Drab の“nomad”を
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