将来を嘆いたり 人生を憂いだり
それがひどく苦しかったり
将来を嘆いたり 人生を憂いだり
それが時に楽しかったり
非情に感じた摂理 それこそ何よりの傲慢であり
蠢く黒蟻 互いに生まれ代わり
永い物語 無い終わり
太陽と月に挟まれた日の事
お前がそれに気付かぬほど
首を下へ折り 帰路をズルズルと
歩むともなく歩んだあの夜はお前しか知らない
涙を流すのに忙しく とても眠る暇などなく
気付いたら全てが渇いていたあの朝はお前しか知らない
俺のも俺しか知らない 俺以外知りもしない
愛した人に愛されなかったのは
荒らした土地を平気で歩いているから
事故に遭い事件に巻き込まれるのは
汚した海を平気で眺めているから
大きな空に小さな手をかざした
太陽を掴んだ感覚もまやかしだ
咲いて散って踏まれた花びら
何よりの生きた証だ
「お前はあと数年で確実に死ぬんだよな」って思いながら
あと数十年で確実に死ぬ俺がそんな猫の頭を優しく撫でる
鍾乳石が1センチ伸びる間に 生まれて生きて死ぬ
この星の最期を知らずに死ぬ
自分自身の最期まで一途に生きる
星は降れども 夢は降らない
月は満ちれど 愛に満ちない
息は吹けども 風は吹かない
人は病めども 雨は止まない
ただ美しいだけの惑星 そこで勝手に描いた幸せ
ならばそれは己の力で 手に入れないといけないのは必然
察したならば突き進め ただ一つの現実にしがみつけ
深い闇を凌いだ先の彼は誰 あの薄明と俺は無関係
何が降らなかろうと 何が満ちなかろうと
構わずに踏み締めるアスファルト
- 作詞
Kuu Drab
- 作曲
Kuu Drab
- プロデューサー
Kuu Drab
- ボーカル
Kuu Drab
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