歌詞

紙に引かれた境界線

それを正義と呼ぶ人よ

家は燃え落ち 子供達は消えてく

嘆きの声が響く――「これは誰のため？」

塵に消えた境界線

信じられない名前だけ残り

灰色の旗に街が揺れる

祈る子どもの影が落ちてく

もう一度光を返してよ

白でも黒でもなく

沈黙が叫ぶこの場所で

これは決して夢なんかじゃない

老人が語るニュースと嘘の中

砕けた街に子守唄が響く、

煙と誇りに真実が霞んでく

両者が死ねば 勝者はいないのに

君は「解放」と言い、彼らは「防衛」という

きみに見えるのは世界の終わりだよ

最初の銃声なんか誰も覚えてない

ただ流れていく血が呪いとなる

塵を払って歩き出そう

命令じゃなく 愛で語ろう

子どもが笑うその世界を

壊れずに続いてく世界を

それでも私達は信じたい

悲しみを抱えたままでも

銃を下ろして皆手を繋ごう

ただ昇る陽を見るだけでいい