歌詞

慣れたような口ぶりで　ほめそやすのはなんで？

君はひと足先に　ボタンをもう外してる

道玄坂を登り　右側へ手を引いて

「大丈夫だよ」なんて

何のこと？知らんぷり

「どこに行くの？」

「どこでもいいよ」

「一番最初、目についたとこにしよう」

震える指固く結んで

靴擦れしたヒールはもう脱がされ

目が合ったのに

そうじゃないことなんて

わかってるはずなのに

そうじゃないことをわたし、まだ

期待してるの馬鹿だよね

帰り道は多分別々だね

太陽が欠けかけて　月はもう満ち満ちて

人々がすり抜けて　違う街に来たみたい

終電はもうなくて　わざと話をそらして

麻痺してくのは多分　傷つかないための魔法

「どこにいくの？」

「いつものとこ」

(一番最初、キスをした場所だよね)

高鳴る胸　すずやかな目

どうして、なんで？のどに詰まった言葉

目が合ったから

きみじゃないことなんて

わかってるはずなのに

きみじゃないことをわたし、まだ

信じたくないよ

そうじゃないことなんて

わかってそばにいるのに

そうじゃない、そうじゃないって

言わせない君が大嫌いで

大嫌いだ