14になる頃
最初の出会いを感じた
あの頃
東生駒駅に
一緒に降り
何もない公園に向かった
毎日
それからこの場所に
飽きずにいつもの道を
ただひたすらに
歩いて
歩いて
辿り着く毎日だが
その日々退屈はない
纏わりつくしがらみ
のしかかる期待も
忘れ
ただひたすらに
走り回り
語り合い
笑かし合い
たちまち心は裸に
泥だらけの靴と
何もない家路にこそ
たしかにあった
ただひたすらに
今日という日にこそ
バイブスだけの
俺たちの奇跡
眼前の楽しいこと
楽なことが
大切なものと勘違い
都合よく解釈した
パンチライン
今思えば
中身ない
気付けば
パケの中身ない
今はもう捨てて
埋めてく
Blank in my life
大切なものを探したい
どこかにあるそれはきっと暖かい
24になる頃
最初の別れを感じた
あの頃
一人天王寺駅で降り
ただひたすらに歩く
My way
退屈か
なにもかも
あるはずの場所でも
奇跡も何もない
ネオン街
まるでblank
あれから経った10年
俺たちが回したルーレット
ベットした目が
それぞれ違うように
Remember one day
思い出す関係
だか刻一刻すぎる時代
どう映る徐々に曇る
視界には
何かに気付いたやつと
何かを忘れたやつ
なにかを胸に秘めたやつと
かつてのなにかが色褪せたやつ
教科書に載ってない
空白にこそ
誰かのロマンが
あったように
ストリートにあった
見えない過去には
愛すことのできない
数多のストーリー
苦労人が正しいとは限らないが
それでも
今あいつはこの場所に立ってる
無謀に
この道を進めばと思うたびに出た涙
心に隠す本音と価値観の話は
いつかまたこの町で
おまえと会ったら
酒を飲むときのつまみにでもしようか
Like a 薩摩に生まれた
西郷と大久保
ランダムされた人生における
あいつとのblankも
このバースが書き終える頃には
このバースが書き終える頃には
埋まることを俺たちは信じてる
埋まることを俺たちは信じてる
眼前の楽しいこと
楽なことが
大切なものと勘違い
都合よく解釈した
パンチライン
今思えば中身ない
気付けば
パケの中身ない
今はもう捨てて
埋めてくblank in my life
大切なものを探したい
どこかにあるそれはきっと暖かい
- Lyricist
Vasbandhu
- Composer
Vasbandhu, RIKU MIYAGI
Listen to Blank by Vasbandhu
Streaming / Download
- 1
intro
Vasbandhu
- 2
Cancer
Vasbandhu
- 3
Lonesome traveler
Vasbandhu, RIKU MIYAGI
- 4
KINKAKUJI
Vasbandhu
- ⚫︎
Blank
Vasbandhu
E
Vasbandhuの第2作目となるアルバム「Heaven in Hell」は、収録曲のトラック制作に大きな進歩が見られる。フォークを嗜むRIKU MIYAGIによって生み出されたトラックはどこか哀愁を感じさせる。
また、フォークとヒップホップの融合によって生み出される楽曲は、全く新たなVasbandhuの一面を引き出した。そのような可能性に溢れた本作は聞く者を飽きさせないだろう。
Artist Profile
Vasbandhu
教員とラッパーという二つの顔をもつ異色のアーティストVasbandhu。彼はその名の通り、自身の認識次第で周囲の世界を構築していく奇妙な雰囲気を放つ。 そのラップスタイルは、自身の生活に基づく巧みなワードチョイスとブルースを思わせる荒削りなフロウで聞く人間の心に問いかけるものである。 時に優しく、時に酷く、時に柔らかく、彼のラップは、あるいは彼の掲げる教育者としての信念に通ずるものがあるのかもしれない。
Vasbandhuの他のリリース
NEW KID IN TOWN