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冷たい風が吹く街で、ヒップホップだけが孤独な少年を救った。
プロデューサーKiwyが手掛けるワンウェイ企画『Amber Light』の最新作。気鋭のラッパー・杏地(アンジ)を客演に迎えた本作は、痛みを抱えながらもマイクを握り続ける、ひとりの表現者の生々しいドキュメンタリーである。
移り変わる時代やデジタルの波の中で、虚勢を張り、周囲に馴染めず息を潜めていた「あの日」。孤独な部屋の片隅で彼を癒やし、生きる意味を与えたのは、イヤホンから流れる音楽だった。
本作で描かれるのは、決して美化されたサクセスストーリーではない。大人になるにつれて直面する現実のシビアさ、ステージに立つ直前のプレッシャーや吐き気、拭いきれない不安。それでも彼は、ストリートの街灯に照らされた琥珀色のビートの上で、自身の傷跡とマイノリティとしての葛藤を最大の武器に変え、力強く言葉を打ち込んでいく。
Kiwyが紡ぐノスタルジックで温度感のあるトラックと、杏地の感情を剥き出しにしたラップが交差する時、かつて「少年」だったすべてのリスナーの胸の奥に、忘れかけていた熱が灯る。痛みを知る者にしか鳴らせない、魂を揺さぶる至極のヒップホップ・アンセム。
Kiwy- 新潟県上越市出身 音楽プロデューサー / ビートメイカー 作曲家、アレンジャー、レコーディングエンジニア