Lyric

ひなたをみつけて　そっと丸くなる

のびを一回したら　もう夢の入口

ちょん、と前足のせて　あなたを呼ぶの

その仕草だけで　今日はいい日になる

しっぽをゆらしながら　こっちおいで

ゆっくりでいいよ　一緒に歩こう

くるんとまわって　ぽてんと座って

気まぐれみたいに見えるけど

「ねぇ、きいてよ」と

どうでもいい雑学

だけど　ほらね

ひげがふるえるたびに伝わる

ちいさな優しさ

カーテンのかげから　そっと覗いて

ピョンと飛びのっては　得意げな顔

肉球でちょんちょん触る　あのしぐさはね

“ここ、安心だよ”って教えてくれてる

もし泣きたい日でも　そばにいるよ

ゴロゴロの声で　包みこんであげる

タタッと走って　ふいに止まって

理由はないけど楽しくて

「また教えるね」と

どうでもいい雑学

でもね　なぜか

心の奥まであったかくなるのは

君のせいだよ

夜のゆめのなかでも　寄り添って

ちょん、と頭を寄せて眠る

ねぇ、また明日

どうでもいい雑学を話そう

ゆっくり進もう

猫みたいに、自由なリズムで