前々回を振り返ろう
あのページの末尾を
あっという間に夕間暮れ
鍵っ子が行方不明
教会前のスケアクロウから
北に曲がった方は
数か月前にサバトが開かれた
どう読もう なぁ どう読もう
一方が繋がれば破綻するんだ
どう読もう なぁ どう読もう
真っ平らで怠惰でラフな思考から
書いてしまっていた
さらば整合性 ご都合主義にて
はいならはいで イエスならノーで
済ませていこうじゃんか
あな不完全だ 如何せんな
機械の神様さ
前々回の章末で錆びたクラウンを
放り投げたダビデは
どうなったんだろう
交渉しよう
もうどうしようもないなら
壇上に光射す未来 見たいだろう
対価はどうあれ打つ手は
もう無くなってしまっていた
ならば消耗戦 神様頼みで
一十百千万文字まで
書き足していこうじゃんか
至極単純な内容だ 奇怪な神様さ
お望み通りの筈だろう
行き詰まっていたんだろう
価値ある話にするのを
安く見積ったんじゃないの
さぁ 恩知らずに令状
喝采など無い
このタイトルコールも
無為にしまっていな
浮かぶヘイローで
天誅で 何かを悟る
後悔も迂回も遅いから
最後になってしまったんだ
あな不完全だ 如何せんな
ご覧の有様さ
- 作詞
九七.
- 作曲
九七.
九七. の“Deus ex machina”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
情死しよっか
九七.
- ⚫︎
Deus ex machina
九七.
- 3
LUCIA
九七.
- 4
恋
九七.
- 5
Cry for the moon
九七.
- 6
ケイク
九七.
- 7
灰桜
九七.
不朽の名作を意味するEvergreen、未熟者や青二才を意味するGreenhorn、二つの単語を組み合わせた造語のEverGreenHornがEPタイトルとなっている。活動開始から僅か2年、まだまだ未熟な自分だからこそ作れる不朽の名作があるというコンセプトの1st EP。全体的に「深い夜」を感じさせる本作は、チリチリとしたアナログ感、ミディアム・チューン、ドランクビート、ローファイ・ヒップホップ好きはぜひ聴いて欲しい。
アーティスト情報
九七.
2020年5月よりボカロPの九七.として活動を開始。打ち込みの無機質な音色と、どこか重みのある歌詞が特徴の音楽形態。ローファイ・ヒップホップやミディアム・チューンなど、独特のドランクビートが活かせる楽曲を主に手がける。
九七.の他のリリース
LUCY LOVE records