

奥の席だけツヤがある
窓際だけ光が残る
まだ雨は来てないのに
6番だけテーブルクロスが重い
そのまま
そのまま
理由は残っていない
駅前カフェの窓が曇る
ウェイトレスが氷を落とす
風で鳴るドアベル カラン
注文票だけ先にめくれる
時計が1分だけ遅い
誰も気にしていない
時計が1分だけ遅い
それだけ残っている
奥の席だけツヤがある
窓際だけ光が残る
夕立はまだ遠いのに
6番だけテーブルクロスが重い
そのまま
そのまま
誰も触っていない
カラン
風だけ入店する
紙ナプキンが席を移動した
レモン水だけ向きが違う
夕立前の薄い明るさ
サイフォンの音が遠回りする
閉店表示が揺れている
揺れているだけ
遠くの窓だけ明るい
明るいまま
ツヤがある
光が残る
6番だけ
そのまま
誰も知らない
最初からそうだったみたいに
誰も拭こうとしない
夕立だけ近づく
これなら…
- 作詞者
MASAQUI
- 作曲者
MASAQUI
- プロデューサー
MASAQUI
- プログラミング
MASAQUI

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あの6番テーブルだけ…
MASAQUI
404AMシリーズ最新作。あの6番テーブルだけ。
夕立の直前。駅前のカフェ。誰も気にしていない小さな違和感だけが静かに残り続ける。
曇った窓。少し遅れた時計。勝手に動いたように見える紙ナプキン。説明できるはずの出来事が重なった瞬間、風景は少しだけ別のものになる。
メランコリックなシティポップとローファイ、壊れたダンスミュージックが溶け合い、ありふれた午後の中に潜む異常を記録する。
404AMが切り取る、理由の書かれていない違和感。



