Lyric

幾年も前のあの時　香しい華に見惚れた

何度もあなたの暗がり　訪れる機会あったけど

想いを伝えることだけ

長い間　躊躇していた

それはあなたが私を　見てはいないと知ってるから

葉の落ちる頃に　そっとここから姿を消して

どこかへ行くと　ある日聞いた

今こそ想いを　届けたいけど躊躇ってる私

あなたの空に　顔を出せない　十六夜のよう

旅立つ時期が遅ければ　二人の距離　近付けたかった

深く言葉交わしていたら　暗がりにも　光差したかな

今なら願いを届ける　意志はあるけれど

ままならない夢と　終わる姿が見えて　結局何も言えないんだろう

長い年月と　僅かな日々の想い出たちが

心の窓に　今映ってる

遠い街へ行く　あなた追うことできず　残るものは

悲しみだけで　ひとり泣いてる　十六夜の夜

葉の落ちる頃に　あなたはいない　もう少ししか

嗅ぐことのない　あの香りも

最後に想いを　届けたいけど躊躇ってる私

切ない夜に　月を待ってる　十六夜の空